ブログの共同運営者に管理してもらっていたWP(ワードプレス)を、この新型コロナ禍のこともあり自分でしなくてはならなくなりました!必要に迫られてしまったわけですが、せっかくの機会だし後学のためということもあり、ドメイン移管やサーバー移転(転出・転入)を、インターネットのハード面はさっぱりなど素人の筆者が自分でしてみることにしました。
目次 Contents
WP(ワードプレス)データをどのサーバーに引っ越し(移転)するか
共同運営者から離脱するということで、サーバー移転が必要となり、WPをどのサーバーで運用するか、という問題があがってきました。結論としては共同運営者が使っているサーバーと契約することにしました。
もともと8年ぐらい前からスタンダードタイプで契約継続中のさくらインターネットですが、この際、見直すのもよいと思いサーバー比較を試みました。「安いさくらインターネット」「高速のエックスサーバー」という印象ですが、決め手はさくらインターネットのスタンダードタイプは表示速度が遅い、という口コミでした。そして7万5千PVを超えるとプレミアムタイプでないと使えなくなるので、やっぱり今のままではまずい・・・と考えました。
守りたい大事なブログをサーバー移転する前に、一度練習しておこうという、素人によるサーバー移転の一部始終をお伝えします。とはいえ、汎用jpドメインを使用して始めた力作の移転ブログを死なせることはできませんので、頑張っていこうと思います。
サーバー引っ越しの流れを把握する【さくらサーバーからエックスサーバーへの移管】
サーバーを引っ越しするには次のような移管・移転が必要になります。
■ ドメインの移管
■ ワードプレスの移動(テーマや子テーマ、プラグイン、画像等ファイル、コンテンツの移転)
■ データベースの移転
ドメインの移管
1日目 ドメイン移管先の契約
・ドメインを移管する会社と契約。
今回は、ムームードメインと契約しておかなければならない案件なので、この際、さくらインターネットからムームードメインへ、使用している汎用JPドメインを移管します。
移管したいドメインを管理している会社に転出申込
・ドメインを管理している会社に移管(転出)申し込みをします。
さくらインターネット【汎用JP・属性型JP】移管手順
手順1. さくらインターネット会員メニューにログインし会員IDとパスワード(コントロールパネルのログインパスとは異なります)を入力する。
手順2.ドメインメニューをクリックし、移管したいドメインを入力し「移管」ボタンから申請する。
転出申請をしてから返信が届いたのは、だいたい24時間後でした。
移管先の会社に移管(転入)申込
汎用JPドメイン移転申請手順
※今回はムームードメイン利用
申請を行っている間に、データのバックアップやダウンロードを行います。移転が完了したのは10時間後ぐらいでした。
レンタルサーバーの契約・データの保存
1日日 レンタルサーバー仮契約
サーバーとは、HPなどの「家」のこと。ドメインはHPの住所です。サーバーをレンタルしてHPを作り、ドメインを取得してブログサイトを公開します。
・移管先のレンタルサーバーの契約をします。エックスサーバーの場合10日間お試し期間があり「仮契約」になります。契約内容はクレジット払いや契約月数などで割引価格になっています。ただし、ついでにワードプレスを無料で始める場合は「仮契約」はできず、割引もありません。本契約しないとできないサービスもありますが、とりあえずは必要ないので、仮契約のまま「汎用JPドメイン」を移管してみます。
【レンタルサーバー仮契約手順】
手順1.エックスサーバー新規申し込みのページへ行き、「新規申し込みする」を選択※サーバー移転サービス(有料)を依頼する場合は「サーバー移転」を選択
手順2.プラン選択をし、個人情報を入力。仮契約の場合はこの時点で、支払い方法の入力はありません。※ドメインを取得してすぐにWordPressブログを始められる「WordPressクイックスタート」を選択する場合は本契約となりX10プランで12カ月契約16,500円~3か月契約を選択します。支払い手段による割引は一切なしになります。
手順3.本人確認SMSメールにより、仮契約[試用期間10日]が成立します。すると以下の件名のメールが届きますので大事に保管します。
件名:【Xserver】■重要■サーバーアカウント設定完了のお知らせ[試用期間]
────────────────────
■対象サーバーアカウントに関する情報
【サーバーID】 :
【プラン】 : X10プラン
【初期ドメイン】:
【サーバー番号】:
【利用期限日】 :
および
───────────────────────────────────
◆『Xserverアカウント』ログイン情報
XserverアカウントID :
メールアドレス :
Xserverアカウントパスワード :
ログインURL : https://www.xserver.ne.jp/login_info.php
および
───────────────────────────────────
◆『サーバーパネル』ログイン情報
サーバーID :
サーバーパスワード :
サーバーパネル : https://www.xserver.ne.jp/login_server.php
が書かれていますので、エックスサーバーのサイト上で必要な情報を入力してログインし操作します。
2日目 さくらサーバーのバックアップ
さくらサーバーの標準装備であるバックアップを行っておきます。また、ファイルマネージャーに保管されているWPを自分のPCにダウンロードします。
FTPソフトをダウンロードする
FTPファイルをサーバーにアップロードするために使われるソフトは、FFFTPを利用しました。
3日目 ドメイン登録後FTPファイルをアップロード
FFFTPソフトを使ってアップロードを開始します。
・・・しかし、アップロードにかれこれ5時間かかっても終わらないのは・・・何か問題でも起きたのでしょうか。あるサイトには2500ぐらいのファイルで20分かかると。しかし、この時点での転送待ちファイルが4500ということなので、あまりにも膨大すぎたのか!?
度重なる「中止」を乗り越えてなんとか、アップロード完了!経過時間なんと14時間以上。どういうこと?
これについては、FFFTPの特殊設定でクリアできます。4倍速のアップロードが可能になります。→FFFTP特殊設定
データベースを移動する
エックスサーバーにデータベースの場所をつくる
手順1.サーバーパネルの「MySQL設定」をクリックします。
手順2.「MySQLユーザの追加」をクリックしてMySQLのユーザーを登録します。設定したIDやパスワードは覚えておきましょう。
手順3.MySQLにユーザ権限を与えると、データベースを移動することができます。
データベースをエクスポート・インポートする
手順1.WordPressのwp-config.phpの内容をエックスサーバーの情報に変更します。
WordPressのwp-config.phpの内容の中の以下を変更します。
・データベース名:手順1.「MySQL追加」で作成したデータベース名
・ユーザー名:手順2.「MySQLユーザの追加」で作成したユーザー名
・パスワード:手順2.「MySQLユーザの追加」で入力したパスワード
・MySQL のホスト名:「MySQL一覧」の下部に記入されています
手順2.さくらサーバーのデータベースをエクスポートする
・さくらのコントロールパネル左カラムにある「データベースの設定」をクリックします。
・データベース一覧にある「管理ツールログイン」をクリックします。
・「エクスポート」からエクスポートするファイルを選択します。
・実行します。
手順3.さくらサーバーのデータベースをエックスサーバーにインポートします。
・エックスサーバーのサーバーパネルにある「phpmyadmin」タブをクリックします。
・左カラムにある移転するデータベース名をクリックします。
・「インポート」をクリックし、インポートするファイルを選択します。
・実行します。
動作確認する
・エックスサーバーパネルの左カラムにある「動作確認URL」タブをクリックする。
・「動作確認設定追加」をクリックする。
・対象サイトを「追加」する。
・「動作確認URL一覧」に表示されます。約1時間強で動作確認ができるようになりました。
動作確認URLをクリックするとなんと「このウェブスペースへは、まだホームページがアップロードされていません。」が出てしまいました。
【”ホームページがアップロードできない”考えられる問題】
手順1.でWordPressのwp-config.phpの内容をエックスサーバーの情報にうまく変更できていないの動かないということ。
メモ帳では変更できませんので、「テキストエディタ―」をダウンロードして書き込むする必要があります。テキストエディタ―の説明
Terapadを無料ダウンロードして利用させていただきました。
そして、動作確認をすると白紙のページが表示されました。?????う~ん。しかし、少し前進しているように見受けられます。
気を取り直して一回、すべてをアップロードしなおしてみるか・・・ということで、また1日を費やしました。当然FFFTP4倍速アップロードを利用し、寝ている間にアップロードを終えました。
■FFFTP特殊機能画面でチェックを入れるところ(夜間の自動アップロード)
手順1.FFFTP「ホストの設定」画面の「特殊機能」タブをクリック
手順2.最大同時接続数(M)を「4」に変更
手順3.メインウィンドウのソケットを再利用(S)に☑
手順4.接続維持用コマンド周期(K)「60」
手順5.転送エラー時の処理(E)「全て後で上書き」に
手順6.転送エラー後に再接続に☑
手順7.「OK」ボタンをクリックし設定完了です。
翌朝、アップロードが完了しているのを見て動作確認チャレンジすると、無情なアナウンスが・・・
【require_once():必要なオープンに失敗しました】
アクセスできない理由は、凡ミスでした。「wp-includes」ファイルをアップロードしていませんでした。早速アップロードして、動作確認URLからサイトを見ることが出来ました!
次に管理画面に行きたいが・・・またもや次のようなトラブルが。
【内部サーバーエラー:サーバーで内部エラーまたは設定ミスが発生し、リクエストを完了できませんでした。】
ログイン画面に入ります。
→ http(s)://WordPressサイトのURL/wp-login.php
すると、通常のログイン画面は登場せず、「パスワードを忘れましたか?」をクリックしてパスワードを再設定しようとする、あるいは「戻る」をクリックすると「内部サーバーエラー」が表示されました。
この原因は次の4つにあるというので1.以外を試していきます。
1.サーバー側の問題
2.プラグインで競合が起こっている
3..htaccessファイルの記述が間違っていて表示できない
4.パーミッションの設定が間違っている
3..htaccessファイルの記述が間違っていて表示できないのかも?ということで.htaccessのアップロード方法などを調べました。
手順1.アップロードする際に.htaccessファイルを「アスキー転送モード」でアップロードする
手順2..htaccessファイルを右クリックし「パーミッション(属性)」を604にする
この二つで、正常なログイン画面が現れました。しかし、パスワードを再発行しようとするとまたまた「内部エラー」表示が出ます。
実は、サイトのパスワードを自動書き込みしており、今回のサーバー異動でクッキーを解除したために変更後のパースワードが紛失してしまっています。パスワード情報はどこに・・・
1.サーバーパネルにログイン
2.[phpmyadomin]にログイン(ユーザー名:MySQLユーザー名、パス:自分で設定したパス)
3.左カラムにあるデータベース名をクリック
4.[wp01users]をクリックすると、権限を与えられているユーザー情報が出てきます。
5.[users_pass]に表示されたものが初期設定のパスワードなのでしょう。
【変更したパスワードを再発行することができない問題】
この件については、日を改めて調べていきます。
サーバー移転に付き、参考になったサイトは主にこちらです。お世話になりました。
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