社会生活

【自然環境の結晶・ホタル】都会のホタル?田舎のホタル?自然発生のホタルを見守るということ

自然環境の結晶 ホタルは宝

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3億円市場と言われるホタルビジネス。
「光ってる!すご~い!」
「癒される~」
「ノスタルジーを感じる」
「なんだかけなげでかわいい」

そんな感動に浸るホタル観賞は、基本的に無料で楽しむことができます。ただ、
季節限定の観光スポットとして、全国で行われるほたる祭りやイベントには「ホタルの売買」「環境づくり」などに巨額のお金が動いているのですね。

「ほ~ほ~ホタルこい

アッチの水は苦いぞ

コッチの水は甘いぞ

ほ~ほ~ホタルこい」

と歌われるほど、ホタルはキレイな水辺があるから生きられるということも知られています。
環境保護と観光資源を兼ねそなえるホタル観賞に、自治体も積極的に取り組んでいます。

けれどもそのような観光ホタルが様々な問題を起こしていると警鐘を鳴らすのは「東京ゲンジボタル研究所」の古河義仁(フルカワ ヨシヒト)さんです。サイト

古川さんが次のような問題点を取り上げています。



ホタル保護活動における問題点

■養殖したホタルを放流するだけではホタルが自然発生する環境は作れないという問題
放流しっぱなしではホタルを守ったり増やしたりすることはできません。”ホタルは自然環境の貴重な結晶”という思いで、ホタルが一生通じて暮らせるようなホタルの生態系を保全することに全力を注ぐべきだということ。

■ホタルを他の地域へ移動させる問題
安易なホタルの移動と放流は、生物地理学上の系統や分布を攪乱し、生態系の破壊につながります。

■ホタルのエサ、カワニナが外来種になっている問題
ホタルの生息していない河川から大量に採取した業者から購入して放流し続けることは、ホタルよりもカワニナの「遺伝学的汚染・遺伝子攪乱」が進んでいる可能性が高いそうです。

■ほたる祭りに関する問題
ホタルの養殖販売業者にとってホタルは「商品」であり、法的規制がないために乱獲や販売に走る傾向があると言います。これが遺伝子攪乱を引き起こす要因であり、購入側では遠方から取り寄せたホタルを放流するという、ホタルに対しる理解と知識がないまま観光資源としたり利益優先に走る行為が「ホタル」の生態を破壊しているといいます。

■ホタルの養殖システムが本来の生育環境とはかけ離れている問題
見せかけを整えただけのビオトープが増えているそうです。

以上のような問題意識をもってのホタル観賞をしたいと思います。

 

”ホタルは宝物”とする愛知県阿久比町のホタル観賞会

知多半島のちょうど中央部に位置する阿久比町では、街を上げてホタルの保護活動を行ています。
1994年(平成6年)7月1日に「ほたるサミットあぐい’94」を開催し、それを機縁に7月1日を「あぐいほたるの日」としています。
平成20年12月に開催した”子ども議会”で「みんなでホタルを見る日を決めては?」との提案を受け、町民こぞってホタルを見る期間として、6月20日から7月10日までを「ホタルと一緒に自然を守らナイト」としているそうです。

ほたるサミットとは
1989年(平成元年)に、環境庁(現環境省)により「ふるさといきものの里」が全国で119カ所選定されました。その中で、ホタルの里として選定を受けた市町村から日本一のほたるの里を目指す自治体の代表が集まり、平成元年から毎年「ほたるサミット」を開催しています。
このサミットは、ホタルを通じて自然に対する理解を深めるなど、活力ある緑豊かなふるさとづくりを推進することを目的に、各市町の取り組みについての発表や意見交換の場として、平成元年から毎年、参加市町の持ち回りで開催されています。※阿久比町HPより

阿久比のヘイケボタルをみんなで守っていく

阿久比町では、英比保育園の園児により5月上旬にホタルの幼虫の放流を行っています。「阿久比平家ホタルを楽しむ会」代表の坂部三郎さんの休耕田を借りて造ったビオトープに会員が養殖した幼虫を放流するなど幼いころからホタルの保護活動への理解を深めようと活動しています。

阿久比平家ホタルを楽しむ会「ヘイケボタル鑑賞会」白沢ホタルの里

「ヘイケボタル鑑賞会」の事業は「住民税1%町民予算枠制度」わくわくコラボ事業として採択された事業で、園児たちが放流した幼虫も成長し、ホタルの飛び交う姿が見られます。会員による説明も行なわれ、鑑賞時期の後半には産み付けられたホタルの卵が養殖箱の中で光る様子がみられることもあるそうです。

申し込みは不要で、直接会場へ向かいます。

開催時期/6月中旬~7月上旬の午後9時までに会場に到着しておきます。
場所/愛知県知多郡阿久比町白沢池下 地図
問い合わせ先/阿久比平家ホタルを楽しむ会(代表)坂部 TEL 090(9916)0681、杉浦 TEL 090(1204)1944

このような取り組みを行っている阿久比町では、幼虫の観察会も行っています。

ほたるの幼虫観察会

1993年(平成5年)にホタル保護活動の拠点として阿久比町内にある「ふれあいの森」内に設置されました。施設は1年を通してホタルの生態が観察できるよう町民に開放されています。
「ふれあいの森」は、親水広場など自然とのふれあいが楽しめる町民の憩いの場です。場内には2本の川と上陸地と巻き貝の養殖池があり、ホタル専門員が飼育に取り組んでいます。
が、養殖をするために種蛍となるホタルを自然の中から採取しなければならないのが現状です。幼虫の餌となる巻き貝の不足と、ヘイケボタルは産卵数(ゲンジボタルの産卵数の約1/5)が少ないこともあり、養殖場だけではホタルの一生を完成させることができないからだそうです。ほたる観察会でみるホタルの光は感動的ですが、それをささえるのは、鑑賞会の20日以外の1年間の地道な飼育活動があってこそなのですね。
毎年開催している「ほたる観察会」には町内外から多くの人が来場するそうです。

白沢ホタルの里、養殖ボランティア当事者のお話では・・・

ヘイケボタルの数は日本一、という白沢ホタルの里。ボランティアで休耕地を貸し、ホタルを養殖されています。

「ボランティアだけどせっかくやっとるもんで見てもらいたい」

お近くの方は大切に育てられて、やっと光を放ち始めたその姿を一度見られてはいかがでしょう。

【あわせて読みたい記事】
【東海】2018年乱舞する蛍を見に行きたい!ちょっぴり感傷を誘う蛍に会いに行こう

 

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