蛍を見ると、最初はわ~~~と感動し、そのはかない光にちょっぴりセンチメンタルになります。
小さいころの家族との思い出がよみがえるからでしょうか。
それとも素朴な田舎の風景がそうさせるのか。
花火のような派手さはないけれども、パートナーと静かに語らうには最高です!
ということで、ほんの10日ほどしか味わえない一瞬の輝きを追いかけて、東海地方の蛍スポットを調べてみました。
てのひらにそっととまった蛍の可憐さに涙する、夏の一夜をお楽しみください。
目次 Contents
愛知県三河地区
平原ゲンジボタルの里
約1万㎡の広大な敷地に500㎡の木の道路を設置した蛍観賞地で、保存会の会員さんたちによるガイドがあります。
場所/愛知県西尾市平原稲荷地内 地図
鑑賞可能時期/5月上旬~7月中旬
ホタル祭り/2018年6月8日(金)~6月12日(火) 各日19:30~
ホタルガイド/6月8日(金)、11日(月)、12日(火) 各日18:30~19:30
駐車場/300台無料
アクセス/【名古屋方面】国道23号岡崎バイパス「西尾東IC」から東へ車で約5分
【豊橋方面】国道23号岡崎バイパス「幸田須美IC」から西へ車で約2分
問い合わせ先/平原ゲンジボタルの里保存会事務局 090-9903-3098
鳥川ホタルの里
水晶山のふもとに流れる鳥川の水の清さを物語るように、たくさんの天然のゲンジホタルが生息している貴重なホタル観賞スポットす。
5月下旬~6月下旬の午後8時~9時がホタル観賞の時季。ピークは6月の中旬で1,000匹を超える蛍が見られます。
廃校となった小学校を再利用してできた「ホタル学校」は最適の学びの場であり、ホタル観賞前に鳥川のホタルについて学んだり、イベントに参加するのがおススメです。
数の計測スポットは5か所あり、5月27日から記録され、5月31日で合計211匹を数えています。もっとも数が多いのは「井ノ原橋~農道入り口」地点になっています。
場所/愛知県岡崎市鳥川町字小デノ沢5-1
観賞可能期間/5月下旬~6月下旬
ホタルの種類/ゲンジボタル
駐車場/約50台無料
問い合わせ先/岡崎市ホタル学校 0564-82-3027
奥三河・鳳来湯谷地区
天竜奥三河国定公園の一角にあり、美しい自然の中を天然のホタルが乱舞します。近くの温泉宿では、夕食後にホタルの見学会を開催する所もあるので要チェック!!
場所/愛知県新城市能登瀬
観賞可能期間 /6月中旬~7月上旬
ホタルの種類 /ゲンジボタル、ヘイケボタル
駐車場/なし
アクセス/JR飯田線湯谷温泉駅から徒歩20分
問い合わせ先/新城市観光協会 0536-32-0022
津具ほたるの里
津具では6月中旬~8月中旬にかけて、川辺や水田でホタルが飛び交う様子が見られます。過去には河川の氾濫や農薬汚染などで激減しましたが、村民の自主的な保護活動により、年々ホタルの数も増えつつあります。
「ほたるの里」はホタルを楽しむ観察施設として作られ、6月から7月中旬にはゲンジボタルを、7月上旬から8月中旬にはヒメボタルが見られます。
場所/愛知県北設楽郡設楽町字大島 地図
観賞可能期間/6月中旬~8月中旬
ホタルの種類/ゲンジボタル・ヒメボタル
アクセス/県道428号を設楽町津具字売沢(からさわ)の三叉路を北西に売沢橋を渡りすぐに三叉路を北東へ350m
駐車場/あり
問い合わせ先/0536-83-2301(津具総合支所管理課)
愛知県尾張地区
定光寺ほたるの里
地元住民団体が休耕田を活用し、ほたるが生息できる環境作りとほたるの繁殖を進める施設なのですが、毎年一週間だけ一般開放されます。
今年の日程をチェックして訪れたいですね!
場所/愛知県瀬戸市川平町 地図
観賞可能期間/6月中旬の約1週間のみ一般開放
ホタルの種類/ゲンジボタル
駐車場/300台
問い合わせ先/定光寺ほたるの里の会(事務局長:加藤繁紀)0561-48-0489(9:00~17:00)
大野極楽寺公園
木曽川(南派川)沿いに整備された大野極楽寺公園は、バーベキュー広場やサイクリングロード、市民の森、桜の園、芝生広場などがある緑に囲まれた公園です。2018年6月8日(金)・9日(土)に、一宮平成ホタルの会が育てたほたるを楽しめる「ホタル観賞の夕べ」が開催されます。事前に申込をして参加可能です。
場所/愛知県一宮市浅井町大野字小屋裏1400 地図
ホタル観賞の夕べ/2018年6月8日(金)・9日(土)
観賞可能期間/6月上旬~下旬
ホタルの種類/ヘイケボタル
アクセス/名鉄名鉄一宮駅→名鉄バス川島行きで22分、バス停:大野下車、徒歩1分
駐車場/約300台 無料
問い合わせ先/大野極楽寺公園 0586-51-3015(8時30分~17時15分)
小牧市ホタルの里
大山川源流近くに整備されたホタルの里は、野外観察施設で散策区と緑地帯にわかれ、ゲンジボタルの生息地として保護されています。毎年6月には市民団体により「ホタルまつり」が行われています。時間帯は日没から2時間くらいの間がよく飛んでいます。
場所/愛知県小牧市大字大山東32 地図
観賞可能期間/6月上旬から中旬
ホタルの種類/ゲンジボタル
駐車場/なし
トイレ/なし※2018年6月1日(金)~6月30日(土)の期間は仮設トイレを設置します。
問い合わせ先/小牧市都市整備課 0568-76-1191
白沢ホタルの里
白沢グランドの駐車場に止めると、開けた窓から迷い込む小さなホタル。ヘイケボタルを養殖し、楽しむことができます。ホタルの里へのアプローチにあるイルミネーションがきれいです。里に入るとアジサイが咲き乱れる中、たくさんの小さなあかりに癒されます。養殖している小屋の中は、さながらイルミネーションのトンネルです。
場所/愛知県知多郡阿久比町大字白沢字大池1-3 地図
観賞可能期間/6月上旬から中旬 2021年は6月14日~6月27日※金・土・日は要予約。定員600名
ホタルの種類/ヘイケボタル
駐車場/白沢グランド駐車場
トイレ/白沢グランドにあり
問い合わせ先/建設環境課環境係(48)1111(内線1211・1212)
電子メール kankyo@town.agui.lg.jp
名古屋市
名古屋城の外堀
名古屋城の外堀で観察できるヒメボタル。例年より早く2018年4月23日に最初の一匹が観察されたそうで、5月30日に10匹を数えられた中で、ピークは5月20日(気温17度、湿度73%、晴れ)の3340匹という事でした。来て!見て!名古屋城外堀ヒメボタル
所在地/愛知県名古屋市中区本丸 地図
観賞可能期間/5月中旬~6月上旬(23時から翌2時がピーク)
ホタルの種類/ヒメボタル
問い合わせ先/名古屋市市民経済局文化観光部名古屋城総合事務所 052-231-1700
小幡緑地ホタルの里
公園内の渓流広場で地元の小学生が毎年放流を行い、『小幡緑地ほたるの会』の皆様と一緒に小川の清掃活動を行っています。
所在地/愛知県名古屋市守山区牛牧字中山 1632-1 地図
観賞可能期間/6月上旬
ホタルの種類/ゲンジボタル
アクセス/【電車】名鉄瀬戸線「小幡駅」下車、北へ徒歩約25分
駐車場/ホタル観賞期間19時~21時半 220台無料
問い合わせ先/小幡緑地 052-791-9492
相生山緑地
自治体や市民団体が地域環境を美しく守りながら、夏の風物詩としてホタルを楽しんでもらおうと多くの緑地や川のほとりで保存活動が盛んになってきています。ホタルが出現したのを多くの人に見てもらいたいというその一方で、観光地かして困る面も出てきています。相生山緑地もその一つでヒメボタルを見に来る方々へのお願いとして次のようなことを上げられています。
1 散策路から外れて畑、雑木林などに入らないでください。
2 特に立入禁止の標識があるところは段差などがあり危険です。
※散策路以外はほとんど個人の土地です。立ち入らないようにしてください。
※相生山緑地は整備された公園ではありません。また、夜間の散策を想定 していないため照明も無く、真っ暗です。
場所/名古屋市天白区相生山 地図
観賞可能期間/5月下旬 午後9時ごろから深夜にかけて
ホタルの種類/ヒメボタル
問い合わせ先/天白土木事務所 052-803-6644
賀城園
ホタルがみられるビヤガーデンとして、ピックアップされる賀城園。ビールを飲みながらホタル、なんて風流ですね。
場所/名古屋市熱田区夜寒町16番22
見頃/5月末~6月中旬
アクセス/西高蔵駅1番出口より南東へ徒歩6分
問い合わせ先:0120-82-3747
岐阜県
金生山明星輪寺 金生山姫螢(きんしょうざんみょうりんじ きんしょうざんひめぼたる)
大垣市指定天然記念物でもあるヒメボタルは深夜に強く発光することで評判を呼んでいます。これは金生山山頂にある明星輪寺周辺では、山蛍とも呼ばれる珍しい陸棲のヒメボタルで、自然発生したものです。平成30年(2018)の鑑賞は、6月2日(土)と9日(土)に開催される観察会の「金生山姫螢」の2日間のみで、それ以外の夜間の立ち入りは禁止されています。観察会当日にはアルパ奏者のコンサートやヒメボタルの解説、撮影会などが行われます。なお、写真撮影は事前申し込みの写真教室参加者のみ可能になります。
場所/岐阜県大垣市赤坂町4610金生山明星輪寺境内 地図
観賞可能期間/2018年6月2日(土)・9日(土)のみ/0~2時
ホタルの種類/ヒメボタル(自然発生)
駐車場/100台無料
問い合わせ先/0584-71-0124/金生山明星輪寺
板屋川・八王子神社付近
光を放ちながらほたるが飛びまわり、幻想的な景色を楽しむことができます。
場所/岐阜県岐阜市中西郷3 地図
観賞可能期間/2018年5月下旬~6月上旬頃/20~21時
西郷ほたるまつり/2018年6月1日(金)~10日(日) ※ほたるの飛翔状況により変更あり
ホタルの種類/ゲンジボタル(自然発生)
アクセス/JR岐阜駅北口→岐阜バス西郷線C38西郷行きで40分、バス停:西郷下車、徒歩3分
駐車場/なし ※無料、50台。スーパー三心西郷店(岐阜市中2-140)の駐車場を21時まで利用可
問い合わせ先/058-239-2473/水と親しむまちづくり推進協議会<西郷公民館内
大安寺川ホタルの里
約1000平方mという広大な敷地に、6月上旬から下旬にかけてたくさんのゲンジボタルが舞います。観賞スポットは、大安寺川ホタルの里の看板があるビオトープ付近で「大安寺川ホタル祭り」期間中は地元のボランティア、大安寺川ホタルを育てる会のメンバーが会場に常駐し、質問に答えてくれます。
場所/岐阜県各務原市鵜沼西町~大安寺町 地図
観賞可能期間/2018年6月上旬~下旬/20時30分頃
大安寺川ホタル祭り/2018年6月上旬~下旬(予定)
ホタルの種類/ゲンジボタル(人工飼育)
アクセス/名鉄鵜沼宿駅→徒歩30分
問い合わせ先/058-383-9925/各務原市観光交流課
席田用水沿い
用水1.5kmに沿う道路からホタルを観賞することができますが、イベントでは、地元団体等のステージやバザー、抽選会などで賑わい、開催日の6月2日(土)は18時~21時30分は車両通行禁止となります。ぎふ・水と緑の環境百選審査会で、自然の景観と環境保全に優れていることが認められたスポットになります。
住所/岐阜県本巣市曽井中島 地図
観賞可能期間/2018年5月中旬すぎ~6月中旬の間2週間ほど/19時30分~21時30分
ホタルの種類/ゲンジボタル(自然発生)
アクセス/樽見鉄道本巣駅→徒歩10分
駐車場/あり 400台無料※本巣市民スポーツプラザ駐車場
問い合わせ先/058-323-7756/本巣市産業経済課
岐阜山県市(藤倉・富永・出戸・百瀬)
あたまに十文字の模様があり、ヘイケボタルよりも大型で遠くからでも見えやすい自然発生のゲンジボタルを見ることができます。時期としては、藤倉、富永、出戸、百瀬の順に観察できます。
場所/岐阜県山県市藤倉・富永・出戸・百瀬
観賞可能期間/2018年5月下旬~6月下旬(各観察場所により異なる)/20~21時
ホタルの種類/ゲンジボタル(自然発生)
アクセス/JR岐阜駅→車40~50分(各観察場所により異なる)
駐車場/なし
問い合わせ先/0581-22-6832/山県市まちづくり・企業支援課
三重県
なばなの里
なばなの里の「入村ゲート」前付近から「里の湯」に至る 約200mの‘せせらぎ’に、多い日には1日約1,000匹ものホタルの乱舞を見ることができます。
里内ではホタルが舞う‘せせらぎ’周辺の照明を落とし、ホタルの「幻想的な光が楽しめる演出」を実施し暗闇に飛び交うホタルの観賞に最適の環境で楽しむことができます。
場所/三重県桑名市長島町駒江漆畑270番地 地図
・入村ゲート~村の市~里の湯の約200mの‘せせらぎ’付近
・あじさい・花しょうぶ園の中央を流れる小川
観賞可能期間/5月下旬~7月下旬 日没~21時まで
ホタルの種類/ゲンジボタル、ヘイケボタル
料金/小学生以上1,600円(里内で利用できる1,000円分の金券付)
アクセス/JR関西本線・近鉄名古屋線「桑名駅」から三重交通バスで約10分「なばなの里」下車
駐車場/5700台無料
問い合わせ先/0594-41-0787 なばなの里
湯の山温泉ホタル観賞会
湯の山・菰野の豊かな自然のひとつであるホタル観賞ツアーで、赤川自然に親しむ会メンバーによるガイドによるホタルの生態、赤川での活動等の説明を受けたあと赤川周辺を散策します。※湯の山協会加入施設に宿泊の方限定です。
場所/三重郡菰野町赤川周辺 地図
観賞可能期間/2018年6月1日(金)~2018年6月10日(日)
料金/湯の山温泉協会加入施設に宿泊の方対象 お一人様 1,000円
問い合わせ先/059-392-2115(湯の山温泉協会)
鈴鹿ホタルの里
鈴鹿市西庄内地区では、自然生息しているほたるで、餌などの放流も行っていませんが、毎年多数のほたるが夜空に舞っています。静かな里山でほたるの光に包まれることができます。
場所/鈴鹿市西庄内町 地図
アクセス/東名阪自動車道鈴鹿ICより車で約10分
駐車場/あり
問い合わせ先/059-380-5595(一般社団法人鈴鹿市観光協会)
乱舞するホタルに出会うコツ
①ピーク時期をチェック!!
蛍が出没するのは初夏の、長くて1カ月の間だけ。ピークのときはとても短いので、スポットごとの出没状況を把握して会いに行こう。
②時間をチェック!!
ホタルの活動のピークはだいたい8時頃なので、夕方薄暗くなった頃には観察地点に到着し、駐車スペースや足元を確認しておく準備をしておくと安全です。ホタルは9時過ぎ頃には活動を止めますので時間が遅くなったら終了です。
③その日の気候をチェック!!
ホタルは、日中とても蒸し暑くて夕方になっても熱気のある日に激しく活動します。
風の強い日や雨の日などはぐっと量が少ないです。
④服装チェック!!
この季節は夜になって急に冷えたりします。必ず1枚上着を用意し、防寒と防虫します。靴もスニーカーなど歩きやすく少々濡れても平気なモノを選びます。
⑤懐中電灯チェック!!
ホタルを観察する時は川べりを歩くことになります。夜間真っ暗な場所に行くので、懐中電灯は必需品です。ただし観察地点に着いてからはライトを
消しましょう。
ホタル観賞の注意事項
1 ホタルはとらないで下さい。(タモの持込はおやめください)
2 ホタルの川はよごさないで下さい。 (ゴミ,ジュース類の持ち込みはおやめ下さい。)
3 車は路上にとめないで下さい。 (入り口に駐車場がございます。利用して下さい)
4 鑑賞場所は危険がいっぱいです。(転落事故,マムシに注意して下さい)
※鑑賞にあたり事故などの責任は負いかねますので、十分にご用意の上お越しください。
5 ホタルはあかりをきらいます。照明は余り付けないで下さい。
6 鑑賞場所での喫煙禁止。※また、人ごみでの喫煙は危険ですので,おやめ下さい。
7 カメラのフラッシュは厳禁です。
危険区域はチェックしましょう。ホタルは水がきれいな田園地帯に夏の短い期間、現れます。ホタルを観賞するルールとして、ホタルを守る保存会の方々のキモチになってその地域環境を保存するキモチで訪れたいですね。照明もない暗い所だからこそホタルが美しい。立ち入り禁止区域には絶対に足を踏み入れないこと!
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