社会生活

夫が転職!?減給不安、夫婦の危機を招かない転職の知恵

転職で減給不安

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高度経済成長期に”終身雇用制度”を採用し、職を保護しつつ働き手を確保する会社がたくさんありました。
妻が家を守り子育てを一手に引き受けて、夫は家を顧みれないほど馬車馬のように働いた時代がありました。
1986年に男女雇用機会均等法が施行され、男女の雇用格差をなくすための努力が始まりました。
1991年、バブル経済を是正した後おきた「失われた10年」が始まり、1993年から2002年までの就職氷河期世代は「ロストジェネレーション」と呼ばれています。安定的な収入が見込まれないために結婚しても夫婦共働きを望む夫が次第に増えてきました。収入が低いので結婚できないとする人も増え、生涯未婚率は1985年まで男女とも4%程度でしたが、2015年には男性で24%、女性で14%となっています。

職場の得意先の彼と結婚して赤ちゃんが欲しいと結婚しても、その後状況が変わることがあります。結婚後の起こりがちな変化の一つが「夫の転職」ですよね。子どもができれば、将来計画をたて順調で安定した暮らしを求めるのは当然のことです。なのに先の見えない「転職」に不安を覚えるのは当然のことです。

夫が転職を考えたとき、妻としてどう考えたらいいのか。夫に対してどんなケアをできるのか。みんなが幸せになれる転職ってあるのか、調べてみましょう。



目次 Contents

ありがちな転職理由

「転職」を考える時は、何かがうまくいっていないときなのでしょう。夫は悩みの中にあるのですね。「転職したい」と聞けば「何言ってるの?子どもがまだ1歳なのに!」と家の暮らしのことばかりを言ってしまいがちになりますが、夫は何を悩んで転職を考えているのかということを知れば、おのずと対策が見えてきます。夫が転職したくなる理由を年代別に調べました。

夫が転職したくなる理由

■20代では仕事を始めてそれほど時間がたっていません。思い描いた仕事と現実にギャップがありすぎて仕事が合わないと感じる時に転職を考えます。営業向き、事務職向き、現場向きなど、人には適性があります。20代で適性に合っていない仕事に就いた場合は転職を考えることもあります。

■30代は即戦力です。仕事の量をこなす20代から30代になると部下も増えて、仕事の質をどんどん向上させて、役職もつき始めます。
そんな時に、現職で一応のスキルを身に着け終えて、もっともっと自分を試したくなります。スキルアップする転職を考え始めます。

■スキルアップするにつけ自信が増大しているのに、給料が他の会社に就職した同級生に比べると少ない気がしてきます。給料がたくさん貰える仕事に就きたいという理由も転職大きなきっかけになっています。しかし、えてして見栄の張り合いで判断を見誤ることだってあり得ます。”隣の会社は青く見える”ものです。

■30代は人生転機を迎えることも多くなります。「出産」「介護」「病気」など家族の転機に加え「転勤命令」により家族の暮らしと会社とのジレンマに陥ることもあります。これまでのワークライフバランスが崩れる時、転職を考えることもあり得ます。

■40代になると労働環境が悪く、健康に不安を覚えることも出てくるでしょう。仕事を続けることで家族関係がギグシャクしてしまうような時は転職を考えることも多くなります。

「40代で脱サラし昔の夢を叶えるために転職する」という場合、それ相応の準備をすることで家族や仕事場の理解を得られることもあるでしょうが、通常は相当な社会的責任を背負っていることも多い年代での転職は慎重になるのが普通と言われます。転職を考える際、その年齢や目的によっては熟考を促すべきかの判断材料にしましょう。

夫婦協力して取り組む”失敗しない転職”

年代や家族構成により転職を考える理由は変化します。年代を重ねるにつれ、社会的責任は重くなるのに自覚しないで周囲に迷惑をかけてしまうことを避けるためには、失敗しない転職を考えるべきです。夫が転職を希望した時に妻が頭ごなしに否定することなく、夫婦が一緒に失敗しない転職に取り組む姿勢を見せ、多角的に考えることができれば「転職で失敗した・・・」ということが減ると思います。

「なぜ転職しなければならないか」転職目的を明確にし、周囲の理解を価値勝ち取る

転職する目的が不明確で、しかもコロコロ変わるならば、周囲を説得することはできません。
仕事というのは「自分という存在」の表現ですから、もちろん最終的には夫自身の意志で決めるものです。ですが、妻が相談役としてしっかり機能すれば夫が一人で突っ走ることを避けられるケースが多いと考えられます。

夫が「転職したい」と切り出すにはそれ相応の覚悟や勇気をふり絞ってのことでしょう。「あなたは深く考えてなんかいない。その場から逃げたいだけでしょ」と決めつけて非難すると、夫が突っ走るか、我慢してストレスをため病気になるか、夫婦関係が壊れて離婚に至るか・・・あまりいい着地点にたどり着けないこともあります。夫婦の話し合いの中で夫が転職する本当の目的をあぶりだせたらいいです。

「給料など待遇を上げたい」
「労働環境を向上させたい」
というような具体的内容の目的であればあるほど、転職活動もしやすく、家族も協力しやすいものです。しかし、

「自分はこの仕事に合わない」
「仕事内容に不満がある」というように抽象的な理由の場合はもう少し質問をし、夫の本音を引き出す必要があります。

転職目的が明確になったら仕事を辞める前に転職先を決める

扶養家族がいる場合は特に無休や失業保険で暮らす期間を作りたくないものです。切羽詰まって新しい仕事探しをしてもうまくいきません。余裕をもって求職活動を行うために収入源を確保しておくことは、家計を預かる者としては妥協できません。

退職希望は1カ月前に伝える

社内の立場により、引き継ぎや、辞めた後の人事対応手続きもあるので最低1カ月前には退職の意思を伝えましょう。
退職の意思を伝える時には新しい仕事場が決まっていることが理想です。

転職のデメリットを知る

■転職した後の給料、役職その他の待遇や人間関係が必ずしも良くなるケースばかりではない
■人事担当、採用担当者との相性がよくても、配属部署の人との相性が悪い場合もある
■新しい職場が自分の持てるスキルや能力を発揮できると限らない
■転職活動資金(交通費・衣装代など)と時間、書類等が必要
■希望部署に配属されるとは限らない

こうしたことを一つ一つ確認しつつ、決意のほどを観察しましょう。

転職成功するために夫婦ができること

転職に成功する人の特徴として次のようなものが上げられます。

転職目的を明確にする

転職目的が明確であれば、面接の際にもお互いのニーズがマッチするかどうか判断が早くなります。

転職先に求める就労条件が明確

「家族との暮らしを大切にしたいので土日休日」「サービス残業はない」「好きな〇〇に関われる」

転職先の求める人材が明確にわかっている

中途採用する会社は、求人に明確な条件があるが、ピントがズレていると面接自体が不毛に終わります。
「技術者募集」なのに一般職で応募しても選択肢に入りません。また単に技術者というのではなく「中国語のできる技術者」「技術端の営業部員」など、どんな人材を求めているのかを調査の上アピールできれば、成功率は高まります。夫の希望する企業の傾向と対策を、妻であっても調べることはできます。情報を共有してサポートしましょう。

面接対策を完璧にする

求人対象者がTOEIC〇〇〇点以上などの条件がある場合は、英会話などのレベルを面接で測られる場合があるし、経理職募集であれば前職での経理経験やどのようなソフトを使えるかなどが重要になるでしょう。営業職であれば第一印象や常識的な受け答えができるかに重点が置かれるかもしれません。募集に対する「どんな人材をこの企業が欲しているか」を研究し対策しておくと、本番でもうろたえずに対処できる可能で胃が高まります。

自分のアピールポイントを簡潔に伝えられる

自己紹介をするときに、簡潔に得意なことや特徴が伝わると印象が深く刻まれます。自己紹介は単に自慢するだけでは意味がありません。自分のアピールポイントを今回採用されたときにどう生かせるのかを分かりやすく伝えられるようにします。

自分の弱点を知っている

「押しが弱い」「相手と目を合わせるのが苦手で自信なさげに見える」「おどおどして挙動不審である」「自我・自己主張が強すぎる」など面接官に与える悪い印象について、それ自体に反発したり悲観するのではなく、素直に反省し修正する気持ちを持って臨むことが重要。

年収や待遇は大切だが、それだけではない

仕事で何を実現したいのかをぶれずに持っておくこと。その上で面接に臨み希望の転職を実現しましょう。



夫婦の危機を招かない、失敗しない転職を実現しよう

妻子持ちにとって転職で失敗しない、希望の働き方を実現するための最大の関門は「配偶者」です。
妻の全面的な協力を得られるよう、努力をしましょう。
下手をすれば夫婦の危機を招かないとも限らない転職という人生の転機です。
「わかってくれるはずがない」「反対されるに決まっている」と洟からあきらめないで、キチンと正面から取り組むことで必ず家族の絆は強くなるんだ、強くするんだと決めて取り組む姿勢こそ大切だと思います。

筆者のケースですが、結婚後の転職ではなく夫の選択は「独立」でした。
子どもがまだ1歳の時だったと思います。設計事務所を辞めて独立するということは業界では特別なことではなかったので、自然と受け入れた面があり葛藤はまるでありませんでしたので、参考にはなりませんね。

ただ、やはり会社として組織化したり不動産経営や権利収入など、不労所得を得られる複数の収入源を確保しなければ、病気などの時には自営業は厳しいものがあることは確かです。

弟は結婚直前にディーラーのサービスから大企業の技術職として、転職に大成功した口です。
夫婦仲はよく子どもたちもそれぞれ希望を実現させていて順風満帆な陰には、奥さんの内助の功が大きいように思えます。「夫の稼いだ給料を上手に蓄えるし、夫を機嫌よく働かせる天才」かもしれません。

 

 

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