新しいWordPress(WP、ワードプレス)サイトに夢中になっていて、放置されてしまったサイトをある時サーバー移転しようと考えました。しかし、今思えば無茶だったー。
WPのエクスポートは行った。つもり。
FFFTPで、WPからPCへダウンロードを行い、
データベースのエクスポートを行った。
けれども、パスワードをロストしてしまっておりました!
自分自身で立ち上げた物ではなく、初期設定の情報を手に入れるすべはありません。もともとのwpログインパスは自動にしていたので、パスワードを意識してログインしていなかったということもありました。その状態で最初に移したXサーバーでは、画面表示はされたものの、管理画面に入れないというトラブルが生じました。それから、いろいろな都合もありやはり、元通りにしようと出戻るという作業の行う中で、「何をやっても反応しない」という事態となりました。なんとかして、ダッシュボードにログインしなければならないので、どのような原因と修復方法があるかを調べて検証します。
目次 Contents
ダッシュボードにログインできない理由あるある
ワードプレスの記事を書き入れるためには管理画面(ダッシュボード)に入ることが必要です。プラグインの更新なども頻繁にしなければならず、放置しておくとアクセスも落ち、サイトの評価が高くなることはありません。記事を書かなくなったサイトでも時々は訪れてメンテナンスする必要があります。ですから、管理画面にログインできないのはサイト管理者であって管理者でない状態になります。
1.ログインユーザー名、パスワードを忘れてしまった
サイトの管理者が他にもいて技術的な部分をカバーしてくれていた場合、ログインパスワードの管理すらおまかせになってしまうことがあります。困ったことが起きれば何でも技術管理者に頼り切ってしまうということが起きます。(筆者ですが)
「どこやったっけ。書いておいたパスワード」
ログイン画面は復元できたけれども、パスワードがわからない場合は「パスワードのリセット」を行います。
■ パスワードのリセットをサーバーの管理画面から行う
1.サーバーの管理画面にログインする
2.データベースにphpMyAdminからログインする(データベース名とデータベースのパスワードが必要です)
3.当該サイトのデータベース名をクリックする
4.「users」テーブルをクリックする。ここにパスワードの暗号があり、編集できるようになっています。
5.「編集」をクリックし、「user_pass」の関数を「MD5」に設定する
6.任意にパスワードを決めて安全な場所に保管する。テーブルに記入されるパスワードは暗号化されていますので、忘れてしまうと再度リセットする必要が出てきます。
2.Cookieの影響でログインができなくなった
ブラウザー上のCookieによって、ログインできないケースもあるようです。その場合は、ブラウザーの設定からCookieのデータを削除します。
■ ブラウザー Google Chrome のCookieを外す
1.Google Chromeの右上にあるツールメニュー>履歴>閲覧履歴データの削除をクリック
2・「Cookieと他のデータ」を削除
3.Not Found が表示される
管理画面へのログイン手順は、
1.サイトアドレス/wp-login.phpでログイン画面へ行く
2.サイトアドレス/wp-admin がダッシュボードアドレス
しかし、ダッシュボードに入ろうとすると
[サイトアドレス/wp/wp-login.php?redirect_to=https%3A%2F%2Fサイト%2Fwp-admin%2Findex.php&reauth=1]
というアドレスに変わり、「404 SITE NOT FOUND」が表示されます。
これの意味は、サイトアドレス/wp-admin/でログインするとサイトにリダイレクトされるということです。
400番台のエラーは処理の失敗を示していて、403は権限がある者のみが閲覧できるページで、404は該当ページがないか、サーバーが落ちている状態だそうです。この状態はGoogleの評価対象にはならないので、大量に存在していたとしてもSEOに影響を与えることはないとされます。
とはいえ、これを解決するために試したこと
1.phpMyAdminでwpサイトフォルダをクリック
2.wp_options>siteurlを編集
3.siteurlをwpサイトを設置してある場所に書き換える
4.「wp」というフォルダの中にあるなら、「http://ドメイン/wp」に更新し、サイトをチェック。
ここで変化がなく、別の方法を試してみました。
5.wp-config.phpを編集。サーバーの管理パネル>フィルマネージャー>サイトのフォルダ
6.wp-config.phpの中の「/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */」の前に
define( ‘WP_SITEURL’, ‘http://ドメイン’ );
define( ‘WP_HOME’, ‘http://ドメイン’ );
の2行を加える
7.サイトをチェックする。これで完璧になりました!
4.データベースが更新されていない
wp-adminに何度もログインしているうちに、一度次のように表示が出ました。
サイトアドレス/wp-admin/upgrade.php?step=1&backto=%2Fwp-admin%2Findex.php
データベースのアップグレードがされていないとのアナウンスで、ワンクリックで実行され、一瞬で終了しました。
しかし、特に変化はなし。
5.プラグインが邪魔しているケース
プラグインの更新ができていない、推奨されていない、廃止されているなどの理由で不具合が起きたりします。日頃メンテナンスを行っているサイトならば、大丈夫でしょうが、古く、手入れをしていないサイトではプラグインを無効化してサーバー移転などを実行するのが無難です。
ダッシュボードにログインできない場合のプラグイン無効化は簡単です。
1.サーバーの管理画面にログインする
2.フィルマネージャーから、FTPデータが格納されたフォルダ>wp-content>pluginsファイルを見つける
3.「plugins」の名前をplugins123等に変更するとプラグイン全部が無効化する
6.ダブル認証キャプチャーが表示されないケース
ログイン画面が表示されても、パスワードがわからなければしょうがないのですが、さらにダブル認証が設置され、しかもキャプチャが表示されていないのは、気持ちの負担が多すぎます!
これもプラグインです。FTPデータが格納されたフォルダ>wp-content>pluginsからsiteguardを見つけて「siteguard」の名前をsiteguard123などに変更するとダブル認証は無効化されます。サイトが正常動作をはじめたら、改めて有効化します。
7.テーマでログインできない
wpの無料テーマのバージョンが変わったりする事でも不具合が生じてしまうことがあるようです。テーマファイルも無効化して試してみるのもいいでしょう。
8.サイトのURLが変わった場合
サイトのURLを変える場合に、wp-config.phpファイルを書き換えることで対処します。
1.public_html>wp-config.php このファイルの編集画面に行く
2.「/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */」の前に「define(‘RELOCATE’, true);」の一文を加える
筆者の場合、wp-config.phpファイルにサイトのURLを明記した(3.の解決法)ことで解決し、この1文は必要ありませんでした。
プログラミングコードが破損している、欠落している
データが破損していることを疑い、やったことは、別にダウンロードしたwpの一部を除いて、既存FTPファイルに差し替えることです。
1.新しくWPをダウンロードし、PCにFTPソフトでデータをダウンロードする
2.ダウンロードした中の「wp-content」「.htaccess」「wp-config.php」以外のデータをすべて入れ替える
3.表示を確認、サイトアドレス/wp-admin の状況確認、サイトアドレス/wp-login.phpを確認
ダメなので、逆バージョンを確認することにしました。新しくダウンロードしたwpに、サイトのコンテンツをアップロードすれば、管理画面にログインできるでしょう。。。とおもいきや、
上手くいきませんでした。別の問題でした。
引っ越しサイトのダッシュボードにログイン!
めでたく管理画面に入ることがきるまで、管理画面に入れない日からなんと16日も経過していました。😢
引っ越し前のサーバーのサポートがスタンダード契約では受けることができない状況があり、なんとか、自力で解決法を探ったので、時間、かかったな~~。
サイト画面が崩れたいた問題も、ダッシュボードに入れない問題と同時に解決できてよかったです。参考になったサイト主様、本当にありがとうございました!
これから、このサイトをケーキみたいに切って別けたり、整理したりいろいろと加工したいと思います!
【参考サイト】
Mixhostで複数のサイトを運営する手順【マルチドメイン】
【初心者向け】WordPressにログインできない!よくある原因と対処法6つ
WordPressの管理画面に入れない時の対処【真白画面からの復帰】
謎のリダイレクトでwordpressにログインできなくなった時の対処法
phpMyAdminでWordPressユーザーのパスワードをリセットする方法
もう一つの問題 SSL化について
移転元ではhttp://で運用しておりましたゆえに、そして、そんなこともへっちゃらで移転実行してしまいましたので、2週間以上にわたる不具合の原因が非SSLサイトのSSL化も絡むのかどうかについては、よくわかりません。エラーログを読み解けばわかるのでしょうか。
しかし、結果としてSSL化が成功し、元URLからリダイレクトもできているようなので、サイト評価は変わらないはずです。
2020年の現状では、多くのサーバーでSSLは標準で、サーバーにドメインを設定しサイトを構築した時点で選ぶことなくSSLサイトになっているようです。ですが、記事などのコンテンツの中にSSLサイト対応になっていない場合に困りますし、それを事前にチェックするのは未知の世界です。
ですが、非SSLサイトをSSL化するプラグインがあり、それを有効化することでリダイレクトも完了してしまうということです。
■ 非SSLサイトをSSL化した手順
1.移転元サーバーはさくらインターネットで、独自のSSL証明を発行していて、無料でできるSSL化には独自のプラグインを使用しています。”独自の”というところが引っ掛かります。SSL化されたサーバー移転で問題になるのは、サーバー独自のSSL証明をしているからなのでは?つまり、さくらインターネットでSSL化しない方がよさそうです。
2.非SSLサイトのまま他サーバーにドメイン設定をして、データベースを作り、FTPファイルをアップロードしました。サイトはhttps://のSSL化サイトになっています。しかし、そのままではhttp://サイトの評価(グーグルアドセンスの審査を通っている)を引き継げない可能性があります。
3.Really Simple SSLプラグインを有効化してSSL化を完璧にしたい。しかし、管理画面に入れないトラブルでプラグインを有効化できません。FFFTPでプラグインを追加することはできても有効化が難しい。phpMyAdminで有効になっているプラグインを調べることはできますが、データベースをいじることは断念しました。
4.16日ぶりにダッシュボードに入ることができ、FFFTPで追加しておいたReally Simple SSLプラグインを有効化しました。ほんの一瞬でSSL化完了!
5.念ためにサーバーでのリダイレクト設定を行いました。
6.さらに念のために.htaccessのリダイレクト設定の確認をしました。
ここまで自分でやっておけばなんとか安心できます。けれど、SSLサイトとなった時点で非SSLサイトURLでも同じ画面が登場していましたので、そのしつこさは老婆心というやつかもしれません。
【関連記事】
【サーバー移転トラブルからの脱出】2サイト同時wpXからmixhostへ
【WP(ワードプレス)ど素人のお引越し】さくらサーバーからエックスサーバに移転
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