年がら年中家の行事というものは尽きませんが、年末年始は格別です。
来年はもっともっと福とツキと富を引き寄せられるような行動を心がけたいものダナ、と思うことは何も今に始まったことじゃありません。昔々から伝わっている伝統的&目からうろこの開運行事を年末にしぼってお届けしてまいります。
目次 Contents
年末の開運行動
12月(師走)に入って、車も人も道に多くなってきている気がしますね。でも、なんとくなく「もう一年が終わりか」と名残惜しくもあり、新年に向けた開運行動に移せずにいる人も多いと思われます。最近は「普段と何も変わりないお正月」「仕事ばかりのお正月」という方も多いはず。家に一人ぐらいはそういう人もいるかもしれませんね。受験生は追い込みですし。
ただ、年末をキチっと締めることで、来年へのジャンプボードになるのですから開運行動したもの勝ちです。ということで、日本人の習わしとなっている年末の開運行動をつらつらっと挙げてみたいと思います。
12月の新月を迎える
2108年の場合は12月7日が新月になっています。新月に気を付けることとしては「何かを始めること」です。この日が最後の新月になるのでこの一年でやり残したこと、最後の仕上げをする計画を立てるのに最も良い日になります。心やカルマ、人間関係、家のお掃除計画をするとよい日です。
12月の新月の開運行動
・今年やり残したことをリストアップする
・前進できない人間関係をきっぱり解消する
・家の片づけ、お掃除計画をする
正月事始め お正月を迎える準備を始める12月13日
12月13日は「正月事始め」といって、「煤払い(すすはらい)」「松迎え(まつむかえ)」などの正月の準備にとりかかる「鬼宿日」です。鬼が骨休めをする吉日なので、年神様を迎える準備を始めるのにふさわしい日とされてきたようです。
昔の日本家屋は、家の中のかまどで煮炊きをしたり、炉を切っている家も多かったので、小屋裏は煤だらけになりました。一年のすすを祓い清めて、年神様をお迎えたのですね。
現代でもこれにならい大掃除をそろそろ始めてもよい時期です。実家では、年末に男手で畳を全部上げて干し、母たちが障子を張り替えを行い、窓ガラス拭きは子どもたちの仕事でした。畳をあげるなど、男手が何人かいなければできません。家族総出で行っていた行事ですが、家族が減っていくとそういうことはできなくなってきました。きれいに整えられた家に、門松をしつらえ、お餅をつき、お正月の準備をしていました。いつもと違う空気が家に宿り、お正月を迎えるんだなという気分が高鳴ったのを記憶しています。
開運のためには、一に「お祓い」二に「お祓い」です。年末にやるべきことで最も重要なのが身の回りと自分地震の罪穢れを取り払う作業なんですね。だから年末は「大掃除」。お正月の事を始める日に何か家のことして、お正月に向かって一年の間にたまった疲れ、罪穢れ、汚れを徐々に払うきっかけにしたいですね。
12月13日のおススメ開運行動
・部屋の片づけを始める
・悪くなった大物ごみ(家具家電)を処分する
・ごみ捨ての最終日をチェックする
・お掃除グッズを揃える
大掃除
一年間でたまった家の汚れを取り除きます。トイレ掃除をするとお金回りが良くなると言われるのはトイレの神様「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」のおかげです。日本の神様でいえば「ハニヤスヒメ」です。経験上、お金巡りの良い家、自営業でも儲かっている家は外車に乗る傾向があります。節税宅策なのですが、そういう家は必ずというほど、トイレがきれいです。家をきれいに片付けて、一カ月に一度か二度家事代行を頼んだりして工夫し、お掃除が行き届いています。キッチン回り、トイレ、バスなど水回りは日ごろから汚れをためない工夫が必要ですね。
この季節はクリスマスのパーティについても計画を立てているかもしれませんね。クリスマスの精神的な意味は「自分の中の神性、良心が誕生する」という日です。だから、クリスマスを待つ日々も「浄化」に努める期間なんですね。お掃除をしてクリスマスを迎えましょう。
片付け・お掃除の開運行動
・バスマット、玄関マット、スポンジ、お風呂用品など見えない穢れが付着するものを取り換える
・シーツ、下着、タオルを取り換える
・鏡・ガラスをきれいにすると心の目もきれいになります
・玄関、寝室を念入りに掃除し、邪気を吹き飛ばす
冬至(とうじ)一陽来復を迎える
2018年、一年で一番昼が短い冬至は22日です。この日太陽も生まれ変わり、ここから勢いを増していきます。ある意味一年の初め里となる冬至に縁起物をいただいたのでしょう。夏に収穫された貴重な栄養であるカボチャをいただき、ゆず湯につかって体を芯からあたため活力を取り戻したのかもしれません。西洋占星術ではやぎ座が始まる日です。地に足をつけるために大地の滋養をたっぷり吸いこんだカボチャを食すことでしっかり地に足をつけた行動へと向かいます。大地のエネルギーに包まれる一日にしたいですね。
また冬至にはゆず湯に浸かる習わしがあります。冷えた体を温めるのにちょうど良いわけですが、なぜミカンではなく柚子なのでしょう。柚の字は「木」と「由」から成り立っていますが、「由」には”一点を通過する”とか”木の切り株から生えた芽、ひこばえ”という意味が含まれていると言います。いったん終了し役割を終えたサイクルのあとから、次の一年へしっかりとゆづりうけていくという。お正月にゆづり葉をお飾りする習慣が古代からあったようですが、「ゆず」という音で次の一年に「ゆずる」という意味をかけたものだと思われます。
丸のまま湯船に浮かべても固い実が崩れることはありませんから、縁起の良い円形が保たれることも、ゆずの良い点なのでしょう。浄化された新しい光(魂)の玉が人に宿るイメージに近いのもいいです。
冬至の開運行動
・冬至カボチャをいただく
・ゆず湯に浸かる
12月の満月を迎える
2018年の場合は23日に満月を迎えます。満月には今の状況のすべてに対しての感謝をささげるとともに、必要ではなくなったものを少しづつ手放して身ぎれいにしていく機会になります。最後の心身浄化に加速を促します。満月を鑑賞しながら露天風呂に入れれば最高です。
23日の満月に関していえば、22日冬至の翌日です。夜が一番長い「陰極まる日」。そしてこの満月はかに座の0度で起こり「陽極まる」ポイントにあります。陰極まる日に、馬力あるエネルギーが注ぎ込まれるわけですから、開運行動するのとしないのとでは雲泥の差となるかもしれません。
2018年12月23日24日 かに座満月の開運行動
・自分が不満に思うこと、足りていないところ、居心地が悪いなと思う環境などをすべて書き出し、それらについて理想の形が手に入れられたことをありありと妄想し、わくわくする
・家族の幸せやその願いをかなえるために自分ができることを書き出す
・吉方位の神社へお水取り
おせち料理づくり
おせち料理を家でつくるという習慣が消えつつあります。筆者自身も子どもの頃はおせち料理をろくにいただきませんでした。子どもたちが食べないので忙しい母はだんだんおせち料理にエネルギーを注がなくなりました。そんな筆者ですが核家族をやめて、家にお客様をお迎えするようになってからおせち料理にチャレンジするようになり、家族のフィードバックと新しいおせち料理に毎年改良した結果家族が大好物のお節料理が定番化してきたという経緯があります。おせち料理の定番についてざっと説明します。
■おせち料理の意味
宮中行事で御節供(ごせっく)と呼ばれていたもので、年の初めにその年の豊作を祈って供された行事に神様に供された節句料理から由来しているそうです。ご神事を終えたあとの家族とのなおらいといえます。基本は4段重ねで、一の重は祝い肴(黒豆、たつくり、数の子など)、二の重は伊達巻、きんとんなど、三の重は肴やエビの焼き物など海の幸、与の重は野菜類の煮物など山の幸とされています。
■健康を願うお料理
黒豆/一年中「まめ(まじめ)」に働き「まめ(健康的)」に暮らせるようにとの願いをこめて。
■子孫繁栄を願うお料理
数の子/魚卵は卵の数が多いことから、子孫繁栄を願う縁起物とされています。色も福々しいですよね。
昆布/「よろこぶ」に通じ「養老昆布」と書き、「子生」ともつうじ子孫繁栄にもつながります。
■豊作を願うお料理
たつくり/稲の豊作を願う気持ち、五穀豊穣の願いが込められています。
■財産を意味するお料理
きんとん/「金団」と書き、その色から財産、富を得る縁起物とされています。
■魔よけ・厄除け
かまぼこ/紅白の蒲鉾は正月の寿ぎを表現しています。かまぼこの半円形は初日の出を表すとされ、赤は魔除けや慶び、白は神聖や清浄を示します。
なます/紅白のおめでたい色は水引を表し、紅白の組み合わせは平和を願う縁起物です。また7色なますなど、アレンジしたなますは味に深みも出て美味です。
エビ/腰が曲がるまで丈夫という長寿の願いが込められ、海老の赤色は魔よけの色とも言われています。
25日ぐらい~おせち料理づくりで開運
・おせち料理は、開運料理そのものです。お正月には「水」と「火」を極力避けるという物忌の意味もあり、煮炊きをしないで済むようにと考えられていて、栄養バランスも整っています。ですから、受験生はぜひともいただきたいものです。その一年の”食”事情を占う意味でもしっかりといただきたいです。また、食の力は家族の絆を強くします。
お餅つき
臼と杵でお餅を搗くシーンはとんとお目にかからなくなりました。けれどもホームセンターで大小さまざまな杵が販売されているのを見かけました。子供会や幼稚園の行事、地域の行事で使用されることも多いのでしょう。つきたてのお餅って本当においしいですから、一度その味を体験したら忘れられません。こんなおいしいお餅なのになぜお正月だけしか食べられないのかと、昔親に聞いた覚えがあります。「貴重なものだから」と説明されたと思いますが、お餅はなぜ正月に食べられるのでしょう。
「毎年家にお迎えする年神様が鏡餅に宿るとされるから」と説明されることが多いですね。言霊学では「も」とは百。「ち」とは霊(神)。つまり百の神様がやどるのが「もち」だということです。餅つきはご神事そのものなんですね。ですから末広がりのめでたい28日に行われるということです。
家でやるとしたら餅つき機でつくることが多いですが、できれば杵でつくのが開運行動だと言えます。
28日 地域や会社などの餅つき行事
・地域などで餅つき行事があったら、喜んで参加する
ごみ出し
ごみ出しの最終日を確認し「燃えるゴミ」「プラスティックごみ」「不燃ごみ」「粗大ごみ」など地方自治体で決められた分別をして最終日に間に合うようごみ捨てをします。不要物は年を越えて家に置かないようにしましょう。
お年玉の新札準備
お年賀で訪問する先や、来訪者に学生以下の子どもがいる場合は、お年玉をあげる習慣がありますね。一つ違いで就職したいとこから大学4年生のいとこにお年玉をあげる、なんてこと家によってはもあります。もちろん、家それぞれの習慣や考え方はありますから、一概には言えませんが、働いていない子どもの年齢にふさわしい額の新札を用意しておいても損はありません。お金めぐりの良い人が習慣としていることに「常に新札を財布に入れている」という人もいました。自分用にも新札を入れておきたいです。2018年は28日が銀行の仕事納めのようです。
神社などの年末の大祓をうける
氏神様では特に本厄の年回りの人たちが中心となって年末年始にお参りに来た人たちを接待する習わしの地域も多いのではないでしょうか。本厄の方たちは、事前に大祓いを受けてご神事に参加します。地域の氏神様では一般の大祓いは受け付けていないこともあろうかと思いますが、大きな地域の総鎮守となるような神社では年末の大祓式をたいていは行うでしょう。初詣もいいですが、まずは年末に一年の罪穢れを祓っておくと気持ちよく新年を迎えられそうです。
31日大晦日の夜 岩塩と日本酒を入れたお風呂
新年を迎え、年神様をお迎えするその前に、禊(みそぎ)を行いましょう。
年始の開運行動
年始の開運行動には、初日の出、初詣、お年賀などが一般的ですが、こちらの記事でご紹介します。
2019新年の開運行動で福とツキと富を得る&元旦にしてはいけないこと
年末の開運行動のまとめ
以上、年末に行うとよい開運行動をまとめてきました。
・大掃除、片付け
・冬至や新月・満月など時節のイベント行事を行う
・おせち料理作り
・お餅つき
・大祓
・大晦日の塩風呂
中にはできないこともあることでしょうが、開運行動の意味を知っておくだけでも大きな変化をもたらすことがあります。知って、そして来年こそは行動しようと思えば前進あるのみですね!
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