大晦日でいったんリセットし、新しい一年が始まる新年に開運行動を始めましょう。
まずは、大みそかの夜からの二年参りから新年の開運行動は始まります。
目次 Contents
二年参り、歳籠り(としごもり)
日本では古代から「周期の終わりと始めの間の隙間に鬼(魔)が入り込む」という考え方を持っていました。その一つは「庚申様(こうしんさま)」という行事に現れています。庚申様とは、十干の「庚(かのえ)」と十二支の「申(さる)」が重なった日が巡ってきた日には夜をまたいで起きて宴会を行ってにぎやかし、鬼が家(地域)に入り込むのを阻止するという行事です。つつがなく生活するための一つの地域行事として実家では父の代まで行っておりました。庚は金気の陽、申は金気の初めであり刃物の禍の前にそれを食い止める意味があったようです。
同じように年の瀬と歳はじめの間の大晦日の夜は、神社にこもり隙間をついてやってくる災いを防ぐという習慣があったようです。今でも御籠り行事を行う小持神社奥宮で、鬼が里宮へ行っている留守を預かる行事があるということです。月籠りは毎月の境目に、歳籠りは大晦日の夜に神社にこもり、年をまたぎ灯を焚き明るくして起きていることで鬼が入り込む隙間をなくするのです。
歳籠りの習慣が年をまたぎ参拝する二年参りの原型になっているようです。大晦日から新年にかけてお参りし、災いの侵入を防ぎ開運しましょう。当然、寒いですから着物で出かける場合など、必ずショールなりあったかい道行が必要ですよ!いつかの筆者のように新年早々に風邪で寝込むことになりますから。
また、子どもが小さい場合は家の代表者が二年参りをすれば事足ります。日をまたいで起きているのは小学生まではなかなか大変です。どうしても夫婦でお参りしたい場合は、大晦日の昼間に氏神様に子どもを連れて参拝し、お正月に改めてお参りするようにしてはいかがでしょうか。初詣にお出かけの場合、子どもが眠ってもよい装備で出かけ、ベビーカーなどを使用する場合はあらかじめ神社に問い合わせておきましょう。どうぞご無理のないように。
初詣、二年参りの神社選び
開運行動の最たるものとして、二年参りはどこに参拝したらいいのでしょうか。大晦日に氏神さまで大祓いを受けた場合は、近隣の大きな神社へ初詣に出かけるのもいいと思います。
初詣の神社を選び方
1.氏神様に大祓いを受けるか、大晦日の夜から参拝
2.できればお正月三が日に、いつもお世話になる鎮守神社(好きでよく参拝する神社)、もしくは吉方位の大きな神社、もしくは地域の大きな神社(例えば愛知県尾張南部地方なら熱田神宮)、もしくは伊勢神宮※吉方位について。2019年1月1日は
年盤 五黄殺「北」、暗剣殺「南」、歳破「南東」
月盤 五黄殺「北西」、暗剣殺「南東」、月破「南」
日盤 五黄殺「南西」、暗剣殺「北東」、日破「南東」
五黄殺、暗剣殺、歳破は誰にとっても凶方位になります。経験上重要視したいのは、年盤と月盤ですね。ちなみに吉方位は誕生日により異なります。
※鎮守神社とは。特にお守りいただいている神様が鎮座する神社。参考:失敗しない初詣神社えらび
初日の出のご来光を浴びる
天照大御神を総氏神様としている日本ですから、やはり朝日を拝むことは開運行動としてパワフルです。しかも初日の出のご来光を浴び、その年のエネルギーを充電する意味でもおススメしたいですね。
この時に四方拝や八方拝ができるとさらによいです。八方拝は北からはじめ→東→南→西→東北→南東→南西→北西と各方位に火打ち、または礼拝をします。
参考:【静岡】2019年初詣と名物旅ー小國神社と事任八幡宮と初日の出
【2019年初日の出】東日本列島、はつひのでスポット元旦のお天気情報
初言霊(はつげんれい)
元日の朝、家族と出会ったときの挨拶は「あけまして、おめでとうございます」です。日本語には一つ一つの音に霊が宿ります。
例えば、朝日を拝みながら自然の中で四方八方位の神々への祝詞をとなえるのもよいです。
「とほかみえひため とほかみえひため はらいたまひ きよめたまへ」これを三唱します。
祝詞は高い周波数をもった言霊です。「はらいたまひ、きよめたまへ」「まもりたまひ、さきわいたまへ」という祝詞を参拝の時などに三唱するとよいです。
お屠蘇をいただく
ご神事の中で、お酒はお清めに使われるもので、お屠蘇はその年の邪気を払い、一年の生気をよみがえらせるもので、生薬を酒に浸けたものだったようです。ハブ酒のようなイメージでしょうか。お正月に、体を温めパワフルに活動できるようにという習わしのようです。ご神事に日本酒は欠かせないようですね。人があつまり、お屠蘇で体を芯からあたためてにぎやかに過ごすことを神様は喜ばれるようですね。
雑煮をいただく
年末に百度ついて、神様の宿った餅を体に入れて神様と共にパワフルな一年としましょう。
お雑煮は各地方でいろいろな特徴があります。地方に出たときは土地のお雑煮を出してくれるお店でその土地のものをいただくのもいいですね。
おせち料理をいただく
飲食の紹介が続きますが、口に入れるものも開運にはとても重要であるということだろうと思います。その年の初めにいただくもので一年がどのような年になるか、発展できるかどうかを分けると言いますからおろそかにはできません。富裕層といわれる方々の冷蔵庫の中身にはやはりクオリティが高くこだわりが見られます。
おせち料理の意味などはこちらをご参考に
最近は百貨店や高級料亭など多くのお店でお節料理が購入できるようになっているので、おせち料理は買うものであると認識している人もいます。かなり高額なのですが、お正月にクオリティの高いものを口にすることは、その年の食事情を押し上げ、それを実現するための金運に影響を与える縁起物だからです。高級料亭でおせち料理を購入する必要はありませんが、厳選した食材でおせち料理を作って金運をあげましょう。
黒豆の産地
兵庫県篠山市原産の「丹波黒」
京都府亀岡市・南丹市等の「紫ずきん」
岡山勝英地域の「作州黒」
北海道の「中生光黒」「晩生光黒」「いわいくろ」など。
丹波黒は有名なので、広い地域で売られていると思います。
きんとんの産地
基本的には出回っているどの品種でも、色付けにクチナシの実を入れれば大丈夫とのことです。代表的なお芋の産地を調べました。
金時芋/なると金時の特徴は生の果肉はクリーム色で粉質ですが、焼くなど加熱すると黄色くホクホクとして上品な甘さに仕上がります。
紅さつま/焼き芋にするとホクホクした肉質で、甘みが強い焼き芋になります。焼き芋の他にも、スイートポテトやチップスなどいろいろなサツマイモ料理に使いやすい芋
紅あずま/果肉の色が黄色く、見た目からとても美味しそうに見え、甘味もあり、人気があります。
安納芋/水分が多く粘質性で、焼くとまるでクリームのように ネットリとした食感になります。
きんとんのベースはお芋ですが、栗をいれるものが一般的でしょうか。筆者宅の定番はリンゴきんとんです。
たつくりの産地
東日本では昔から白色、西日本では青色の田作りが好まれてきたそうです。東日本(特に名古屋)では田作りを佃煮風にして一年を通してご飯の友として食卓にあがりますので、田作りの色よりサイズ(4センチ前後)を好むということです。関西ではおせち料理の重要な一品である為に色とサイズ(5.5㎝~以上)をこだわります。
日本海側の魚は青みかかった田作りに仕上がり、逆に太平洋及び内海で漁獲生産された田作りは白色に仕上がります。産地は京都府・山口県・鳥取県・島根県・大分県があります。
人気のかまぼこ
山口県 たわら/白銀・海陽1,242円
小田原 鈴廣/特上蒲鉾紅白3,200円
福岡県みやま市 江口蒲鉾/紅白900円
小田原 籠清/紅白セット3,980円
福笑いをして笑いあう
お福面(おかめ)の顔の輪郭だけを描いた紙に、手ぬぐいなどで目隠しした者が、眉(まゆ)、目、鼻、口などを切り抜いた紙片をお福面の紙の上に並べていくお正月遊びです。できあがりが笑える滑稽(こっけい)な顔だちになり、笑い転げます。江戸中期ごろから流行し始めたものらしいですね。「笑う門には福来る」ゲームです。
書初めをする
習字を習う子供はどんどん減っているこの頃ですが、お正月の2日ごろに揮ごう会というものが行われて、子どもたちは長い紙に各々お手本に沿って書き優劣を競い合います。習字をする子供がいないと硯と墨がある家も少なくなってきたでしょうが、習字を習う子どもと一緒に書初めをすると、気持ちがピンとします。
以上、新年の開運行動を取り上げてきました。
逆に、してはならないこともピックアップしておきますね。
元旦にしてはいけないこと
買い物
一年の計は元旦にあり、といわれていますが、元旦に買い物をするとその一年、買い物癖が付くということらしいです。スーパーや百貨店では2日からの営業のところも多いかと思います。元旦の買い物は節度を持っていたしましょう。
火を使うこと
元旦には火気、水気、金気を避けるべしという説があります。おせち料理は、元旦から火や包丁を使わないためにも発達したそうです。
洗濯をする・お風呂に入る
元旦だからこそ身ぎれいにしましょう、ということですが、大晦日に洗濯やお風呂は終えておきましょう。大みそかには塩風呂、酒風呂に入り、体を十分に清めます。
海外旅行
日本という地・国に生まれ育つことはこの時代、大変貴重で他では味わえない誉とも言えます。何しろ世界で一番長く続く皇室を持ち、伝統が息づく国で、こればかりはいかに先端技術があろうとも手に入れることができないルーツを日本国民は持っています。元旦に海外旅行に行くのはもったいないです。もし計画するならば、吉方位へ行ってくださいね。吉方位でもない場合は、方位除けのお守りをいただいて出かけることをお勧めします。
新年の開運行動のまとめ
・二年参り
・初日の出礼拝
・お屠蘇、お雑煮、おせち料理をいただく
・にぎやかに笑って過ごす
・お料理をするのに「火」「水」「包丁」など使用しない
・お風呂に入らない
・洗濯をしない
・イライラしたり、怒ったりしない
こんな風にして良いお年をお迎えくださいね。
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