冬も本番になり、クリスマスが楽しみな季節です。お出かけしてクリスマスパーティ、ディナーもいいけれど、家族であたたまるクリスマスの過ごし方を定番にして行くのも楽しいですし、大人になったときに懐かしい思い出作りにもとてもいいです。
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シュタイナー保育園のクリスマス
子どもがシュタイナー教育を実践する保育園に通っていました。その時に体験した、クリスマスの過ごし方をお話しします。
ルドルフ・シュタイナーはキリスト教のイベントについても霊的な洞察力をもって教育の中に取り入れていました。12月25日という日は世界に最も光が消えていく冷たい季節にあたります。そんな季節にこそ、人の心の中に灯がともり、自分の中に”キリスト(神性)”が誕生する時だと考えられています。聖夜とは自分の心が一年ごとに生まれ変わってピュアな心を新たに誕生させる日なのですね。
日本では年末にはほとんどの神社で大祓式を行い一年の罪穢れを落としますが、キリスト教ではクリスマスに生まれるわが”ピュアなキリスト”のためのお清め準備を4週間前から行います。この期間を「アドベント」といいます。
アドベントにすること
■アドベントカレンダー・アドベントリース・アドベントキャンドル
25日の4週間前、11月30日の聖アンデレの日に近い日曜日(2018年の場合は12月1日)から第一アドベントが始まります。アドベントカレンダーが壁に貼られ、一日一日その日の窓を開けながら、わがキリストの誕生を待つのです。
また、アドベントリースの4本のローソクの初めの1本に火をともします。アドベントリースの1本目のローソクは一番長く、4週目に4本目のローソクをつけるときには同じ長さになるそうです、保育園では代わりにアドベントカレンダーを使っていました。
アドベントリースやアドベントカレンダーを手作りして子どもたちとクリスマスに向かうワクワクを楽しめますね。
■トランスパレント紙でつくるたくさんの星
(出典元:見習いお針子さんのブログ)
トランスパレント紙は、強くてしかも重ねると水彩絵の具のように色が重なって濃淡が美しく出る紙です。それで星型の幾何学模様が先生たちによってつくられて窓やガラス面にたくさん貼り付けられました。これは、ママたちの間でも作りたいねと、本とトランスパレント紙をドイツから取り寄せて作ったりしました。現在はシュタイナーグッズを販売するお店やネット通販で「透き通る折り紙」としてセット販売もされているので気軽に取り組めます。
■季節のテーブル
季節後にごとに変わるテーブルがあり、季節の変わり目を感じられるようになっていました。第一アドベントにはクリスマス劇に登場する、羊飼いやロバ、マリアさまや馬小屋などが配置されたクリスマスの季節のテーブルになります。
■クリスマス劇
季節のテーブルにはクリスマス劇を模した飾りがしつらえられます。クリスマス劇とはクリスマスに起きることを再現した劇です。クリスマスにまつわるお話がはじまり、第二アドベントあたりになると、子どもたちでクリスマス遊びが始まります。
「小さなロバさん マリアをのせて 遠い道をベツレヘムへ」
「あかごのイエス様 草の産着、揺りかご代わりの飼い葉おけ・・・」
「ここは馬小屋よ イエス様がうまれる 天使たちは歌う 喜びの歌を」
「天使たちはおどる 天使たちはうたう一番目はかまどに火をおこし
二番目はかまどに鍋をかけ
三番目は鍋に粉を入れ
四番目は粉に味をつけ
五番目で全部出来上がり
やけどをしないで召し上がれ」
こんな歌を毎日歌いながらアドベントを過ごします。
少しづつ近づいてくる「新生する日」をわくわく過ごす仕掛けがいろいろありました。家でできるところは子どもと一緒にクリスマスを楽しむこともできますね。
家族ですごすクリスマスの食卓、定番料理
お正月に「おせち料理」があるように、クリスマスにも定番の家庭料理がありますよね。アメリカでは七面鳥が食されるようですが、北欧ではまた異なるようです。アメリカからの影響が強い日本では七面鳥に代わり丸鶏を焼く家もあることでしょう。2016年のアンケート調査では以下のようなものがクリスマスの食卓に並んだようです。
1位 生ケーキ
2位 ローストチキン
3位 フライドチキン
4位 ピザ
5位 シャンパン・スパークリングワイン
6位 炭酸飲料
7位 ワイン
8位 ポテトサラダ
9位 フライドポテト
10位 コーンスープ・コーンポタージュ
人気上昇中のトレンドランキングでは
1位 にぎりずし、チーズ
2位 パエリア
ミネストローネ、カルパチョ、グラタン、生ハムなども上がっていました。
というわけで、クリスマスケーキはお楽しみのテッパンですね。
そんなアンケート結果ですが、家族でクリスマスが迎えることができない場合も中にはありますよね。パパが出張だったり、残業だったりしてちょっぴり寂しいクリスマスになる場合もあります。そういうときに花を添えてくれるのが、クリスマスケーキだったりするのは昔も今も同じです。
クリスマスの食卓に間に合わないサラリーマンがクリスマスケーキを買って帰るということは定番でした。
クリスマスが仕事で帰れなさそう・・・という場合は家族にメッセージとお取り寄せのクリスマスケーキなんかしちゃうと、寂しさがきっと一気に吹き飛びそうです。
人気のお取り寄せクリスマスケーキ2018年12月
【フランス菓子工房ラ・ファミーユ】 半熟ザッハトルテ5号 3,996円
チョコレート生地に小麦粉を使わず半熟で仕上げたチョコレートケーキです。
【オーガニックサイバーストア】チョコパリブレスト5号 3,780円
80%近いリピート率を誇る、クリスマスリースをモチーフにしたシュー生地ケーキ。毎年人気です。
【小樽洋菓子舗ルタオ】 クリスマスケーキペールノエル5号 3,698円
スポンジの上に厚めに敷いたカスタードマスカルポーネムースは累計14万台が売れたそうです。
【神戸フランツ】 神戸魔法の生チョコザッハ 3,980円
甘いものが苦手な向きも絶賛するチョコレートケーキです。
【帝国ホテル】クリスマスマロン 6,480円 (売り切れ)
渋皮付き栗のダイスカットをクリームと合わせ、スポンジ生地でサンドし、和栗のペーストを絞った人気のケーキです。
【ハイアットリージェンシーホテル】 クリスマスシュトーレン 2,400円
自家製マジパンを芯に。 ドライフルーツとナッツを練り込んだ本格派。 焼き上がりにバターを塗り砂糖をコーティング。
待つ楽しみと、サプライズの楽しみがクリスマスには詰まっていますよね。
サプライズは苦手という方もこの機会にチャレンジしてみてはいかがでしょう?
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