フラリーマン特集が『あさイチ』で特集されていたようです。
家に帰ってから家事・育児をやらされるのが嫌で18時に終業しても家に帰らずフラフラし22時に帰宅するサラリーマンのことを「フラリーマン」というのだそうです。
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フラリーマンは帰宅恐怖症予備軍
帰宅恐怖症予備軍とも言えるフラリーマン。
ですが、フラリーマンに対する同情の声はツイッターではあまり聞かれません。
「オレもそうだったなー」
「同じ数だけ、帰宅したくなくてフラフラしてる女もいるだろ。なぜ男だけ責められるのか」
という以外は「妻は仕事に家事に育児にとふらふらになっているんだ!」
「テレビでそんなコメント言っている奴、信じられない」とおおむね批判的ですね。
なぜ帰宅恐怖症になるのかの理由として以前二松氏が挙げられていたのが次の5つでした。
1.自分の存在感がない
2.素晴らしすぎる妻
3.片付いていない家の中
4.理想の父親イメージがある
5.夫に依存してくる妻
家事ハラスメントというストレス
共働きなら家事や育児は夫婦で行うのが当然です。
いつまでたっても労働時間が女性の方が多くなってしまうのは、何千年何万年にわたる「家事は女性が行うもの」という慣習からなので、この200年ぐらいで台頭してきたフェミニズムが社会構造を打ち破るにはまだまだ時間がたりないからとも言えます。
でも考え方としては、何万年と続いてきた「男は外で狩りをし、女は家の周りの作業をする」というあり方が人類として理にかなっているという見方もあるのだとも考えられます。筆者自身の体験で言えば徹夜続きもいとわない男間張りの職場で、年に一度は熱を出して倒れていた経験もあります。
結婚してフリーランスになったころ、仕事の合間に家事をする自由なスタイルのワークライフスタイルが、女性の体にとって一番快適だとつくづく感じたことを思い出します。
家事育児が大変なことは経験済みのうえで言いますが、押し付けあうような事が起きたとしたら、それでフラリーマンが増えているのだとしたらそれはワークライフバランスが崩れかけていることの「サイン」です。
家事育児がこれほど大変とは・・・あんた手伝ってよ!って言われたくない、こっちだって疲れているんだ。家に帰ってまで怒られたくない。惨めになりたくない。ちょっとふらついてから寝に帰ろう・・・。
そんな「サイン」を見逃さず対策をしなければ、家庭が危ないかも!?
フラリーマンが知らせる、迫りくる家庭の危機
だからと言ってフラリーマンにすべての責任があるという事ではありませんよ。
それは家が崩壊するか、家族の誰かが病気にかかる「兆候」だというのです。
家がごたごたするときは、どこかに無理がかかっています。知らぬ間に「妻が半端なく頑固になって言うことをなんにも聞かない」なんてことになります。早めに対策しないと恐ろしいのは、その頑固さが心を病んでいる兆候である危険が潜んでいる場合があるからです。
だから、「喧嘩してちょん!」「一人で怒って背中を向けておわり!」ではダメなんですよ。
「相手がぜんぶ押し付けてくる」ことが原因なのではないのです。
「相手はこっちが大変な時にフラフラしている」ところにカチンと来ている場合じゃないのです。
ほだしてほだして本当の原因を取り除かなければ、そのイライラは改善しません。
その働き方に無理があって家族だけでは受け止められないのよ、ということを無視して責めてばかりいたら解決しないんです。
その働き方で家事育児をすることが、家族だけでは難しいならば選択肢は二つ。
「働き方を変える」「家族以外の誰かに家事育児を依頼する」という二つの選択肢について考えてみます。
「仕事」を変えて、家事・育児・仕事のバランスをとる
二人ともフルタイムで、仕事に命を懸けているという場合は、仕事や働き方を変えることはなかなか難しいことです。
ひとりが遠方へ転勤になってしまって・・・など、仕事に合わせて暮らしのバランスをとる選択を迫られることもあるのでしょう。
そうでない場合、ひとりがパートタイムで仕事をするような場合は調整しやすいです。
「こうでなければならない」「こうしなければいやがらせを受ける」「働き場所がうまく見つからない」という悩みは常に付きまといますが、無理な働き方をしたために家庭が壊れるのは本望でしょうか?相手に八つ当たりするほどストレスをためてまで仕事にしがみつく必要はあるのかどうでしょうか?
「家事・育児」の仕方を変えて、家事・育児・仕事のバランスをとる
育児をアウトソーシングすることへの抵抗感はずいぶんと減ってきました。
いまでは3歳児でもオムツをとれないまま幼稚園に上がる子もいるのですが、トイレのしつけを家庭で行わない場合も多くなってきているのですね。
子どもの場合は、社会性を身に着ける、片付けなどのしつけを行ってくれるなど生育環境を整えるために幼稚園や保育園に入れるのが望ましいとされ当たり前になっています。
一方で家事のアウトソーシングについてはここ数年で解禁になった感がやっと出てきました。
とはいえ、専業主婦が家事の外注をするなんて、どんな邸宅よ。なんていう意識がまだまだ根深いのも事実です。
家事代行を頼んでいるが、そのことを「ご近所には知られたくないからお友達のように家に来て」という人もいるのです。
家事代行サービスを依頼する人は、現在お金持ちだけというわけではありません。
教師をしていてフルタイム勤務であったり、シニアで月に二回だけでも来てもらえれば助かるという人、子供が病気の時に家で見ていてほしいなど単発、定期にかかわらず代行サービスが利用されるようになってきました。家事代行サービスをうまく利用して、家族がギスギスしがちな忙しい時期を乗り越えてください。
仕事にせよ家事代行にせよ、夫婦でキチンと話し合って協力のもと決めたいですね。
「6時に仕事を終えたら家に帰りたくなるように、子どものことは時々実家に頼っていい?月に二回家事代行を頼んでいい?」
という会話がなされないまま、追い詰められて喧嘩腰で対決姿勢になってしまってもうまく理想は手に入れられないです。
二人ともが心に余裕があるうちの解決をこころから願います。
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