成人年齢が20歳から18歳に引き下げられる法案が通ったそうですね。
精神年齢や結婚年齢、初産年齢が上がっていることを考えれば、実情に合っているのかどうか。
大人として自己責任を持つ年齢が下がることで、これまでは保護されていた2年間がなくなることは自覚しておいたほうがよさそうです。
昔の成人年齢が13歳ぐらいだった、ということを思えばそれでも高い年齢ということになりますけれど。
昔の成人儀礼として”フンドシ祝い”というものがあったそうです。
フンドシというものを少年の間に締めることはなく、成人のしるしとしてフンドシを締めると同時に成人となったのだからと初床の作法などを叔母など近親者に教わる儀式が昭和の初めごろまでは行われていたといいます。
そんなフンドシが、今「美容にいい」「健康にいい」と注目されています。
深田恭子と松山ケンイチが出演しているドラマ『隣の家族は青く見える』は不妊治療中の夫婦が登場する関係もあり、ベッドの場面がよく登場しますが、松ケンが「赤フン」姿を披露していますし。
フンドシの使い方や、効用、どんなフンドシがあるのかなど調べていきます。
目次 Contents
フンドシの種類
まずは、フンドシにはどのような種類があるのか見ていきましょう。
■パンティ型のフンドシ
ウエストにゴムレースなどあしらったフンドシです。フンドシが流行し始めておしゃれな褌がいっぱい出ています。
■越中褌(えっちゅうふんどし)
幅340㎝×長さ100㎝程度の一端にひもがあるT字型の布でできていて、禊(みそぎ)の際や祭りの参加者が使用することがあります。医療用T字帯も越中ふんどしの一種。コットンであれば最もお手頃価格で購入できます。
■六尺褌(ろくしゃくふんどし)
祭事、神事に使用されることが多い、6尺長さの布でできています。水泳をしたり激しく動いても崩れない。
■もっこ褌(もっこふんどし)
長さ70㎝ほどの両端にひもを通したもの。歌舞伎の女形が利用します。女性用のふんどしと言えます。変形したものに男児の水着として後ろがTバックになった「黒猫褌」なるものもあります。
■まわし
相撲や一部の裸祭り、奉納相撲に使われる特殊な褌。
■サイジ
布面積の小さい越中褌の一種で現在のTバックに近い形状。前垂れ、前袋にあたる部分は3角形の刺し子。横褌を巻きつけたあと、前垂れの部分を外から横褌に巻きつける、石川県舳倉島の海女が身につけていた褌。
フンドシは「昔の下着」ではない
祭り、禊(みそぎ)などご神事に使用されているところを見れば、古くからフンドシは使用されていたと思われます。
『日本書紀』にも記述がみられるといいますから少なくとも7世紀から存在しているものです。
記紀原書と言われる『ホツマツタヱ』には女性の下着として「おすひ」という言葉が登場します。ヤマトタケルの時代のお話ですから2000年近い昔のことになります。
女性の場合は生理帯としてもっこフンドシや越中フンドシが長らく使用されてきたという歴史があり、日本人にとってなじみ深いものであることは間違いありません。
女性目線でいえば整理の時どうしていたのかは気になるところですが、『昔の女性はできていた』によれば、1900年初期までの生まれの女性は小用のときのように「月経血をコントロールできた」そうなのです。
月経血をコントロールするという思考すらない現代の生理のあり方は、子宮力の低下が「できなくなった」原因の一つだともいわれているのです。子宮力が低下した一つの理由として「使い捨て紙ナプキン」の弊害があると言われています。使い捨て紙ナプキンを止めたら生理の不快がなくなったという人が多く、布ナプキンが出回り始めた経緯があります。
「布ナプキンに変えたら調子がいい」ならば、生理じゃないときも体にイイ下着をつけた方がいいに決まっています。
「昔の日本男児の下着」というイメージの強いフンドシですが、その素材や構造が理想の下着に近い!!となりフンドシ女子流行に火をつけました。
フンドシの美容と健康効果
女性の場合、毎月の生理が子宮や体の健康状態を教えてくれることも多いものです。例えば「生理がきちんと来ない」「生理痛がひどい」など。生理痛は、子宮が剥がれ落ちた内膜の組織や月経血を異物として認識し、排出させるために筋肉が収縮します。毒素や異物が多いほど収縮活動が増え、痛みが増す原因になります。
紙ナプキンに含まれる石油素材や薬品を異物として排出しようとしたり、あるいは良好な働きを麻痺させてしまうことが生理不順の原因ともいわれるのです。生理中だけでなく普段はいている下着による弊害も考えられます。下着のゴムが鼠径部(そけいぶ)を圧迫して血行を悪くさせたり、密閉して蒸れてしまい雑菌が繁殖しやすいといわれています。
男性ならば尿漏れや前立腺系の疾患などがでたとき、下着に原因が潜んでいないとも限りません。
化学物質を体に触れさせない、入れない
これはフンドシの形状というよりは素材えらびが重要になります。オーガニックリネンのフンドシが最高ですが、コットンでも大丈夫です。デリケートな部分が化学物質に常に触れていると常にストレスにさらされている状態であり、女性であれば子宮を固くする原因ともなると言われています。
圧迫感がなく、素肌のままでいるようにストレスフリー
フンドシのいいところは、鼠径部が締め付けられないために血行を妨げられることなく、デリケートゾーンが蒸れないことです。
筆者の場合は、夏場はフンドシでなければ過ごせません。逆に冬は寒いほど風通しがいいです。
半日で蒸れてしまって・・・においが気になって・・・本当は下着なんかつけて居たくない・・・というの方にはフンドシはうってつけです。
フンドシの美容効果
叶姉妹のお姉さまは自宅では裸族だそうですね。マツコ・デラックスも家では裸で過ごすと言っています。
なにも身に付けていない状態は本当に快適で最高のリラグゼーションかもしれません。
赤ちゃんが、オムツを外した時に逃げ出すキモチもよくわかりますね!
その意味では、生まれたままの姿でいる幼児から、大人となる瞬間がフンドシを付けた時から始まるのだとも言えます。
祭りでみるフンドシのイッチョマエの姿に惚れ惚れしますしね。
輪島の沖にある舳倉島(へぐらじま)の海女さんのフンドシはサイジと呼ばれているそうです。
舳倉島(へぐらじま)の言い伝え
輪島の沖50㎞地点に浮かぶ舳倉島(へぐらじま)に奥津比咩神社が鎮座します。ご祭神はタギリヒメです。能登大祭の由緒の伝えにはこうあります。柱松明を炎上させる輪島大祭のご神事は、重蔵神社の男神に逢うために、海を渡御し浜にやってくる舳倉島の女神である蛇へ男神の場所を教えるための炎なのだ、と。
そして重蔵神社社伝には、神代の昔、舳倉島の女神が蛇の姿になり、暗い夜に輪島の浜に上陸したとき急に産気づき、重蔵神社(じゅうぞう(へぐら、とも)じんじゃ)の仮屋でお産をしたと伝わるのです。舳倉島の女神とはタギリヒメ。そして重蔵神社の男神とはオオナムチ。二人はここで逢瀬を重ね、子を生み落としたのです
トップレスで漁をする海女さんが素敵ですが、これは縄文の神々の習わしともいえるかもしれません。サイジは祭事なのでしょう。
舳倉島から泳いでやってくる女神、それが舳倉島の海女さんに伝わっているのだと思えます。
なんとも美しいおはなしではあありませんか。その時から「サイジ」というフンドシをつけていたかはわかりませんが。
50㎞も沖合にある島から能登半島へ泳ぎ着いた女神のたくましさ、しなやかさの中に女性としてのパワーがみなぎっています。
きっと『昔の女性はできていた』のようなギュッとする包容力あふれる女神だったのでしょう。失われたものがあるとしたら残念ですね。
悔しいので最後に月経血コントロールの方法を記しおきます。
月経血コントロールの方法
月経血をコントロールできるようになると「生理痛が緩和される」「生理のストレスが減る」「妊娠しやすくなる」などの効用があるそうです。実践できれば女性にとって毎月の憂鬱が減る朗報だと思います。
ポイントは三つあります。「骨盤底筋を鍛える」「経血を出し切る」「子宮を柔らかくする」という三つのポイントについて説明します。
骨盤底筋を鍛える方法
骨盤底筋とは骨盤の底部にハンモックのような状態で位置し、子宮や膀胱(ぼうこう)および腸などの内部臓器を支える役割を果たす筋肉(骨格筋)群の事を言います。膣括約筋、会陰横筋などの筋肉を鍛えることで、尿漏れなどの症状も抑えることができるようになります。
経血をコントロールするということは、「経血をためておき、トイレで出す」ことです。
ためておくために膣や会陰の筋力が必要となります。
■骨盤底筋を鍛えるエクササイズ1
1.背骨を伸ばして立つか椅子に腰かけます
2.ゆっくりと息を吸いながら校門を締め10秒を数えます
3.ゆっくりを息を吐き5秒緩めます
これを10回1セットとして、一日10セットを目標にします。
■骨盤底筋を鍛えるエクササイズ2
1.朝トイレに入った時、尿を止める、出すを繰りかえす。
■骨盤底筋を鍛えるエクササイズ3
1.通常生活の中で常に肛門を締めて過ごすように気を付ける
経血を出し切る方法
経血を出し切ることで、長くためられるようになるそうです。貯められる量は人により異なりますが、貯めるように意識することで次第に貯められるようになるのだと言います。
最初は慣れないのですが、まずは「貯める感覚」と「出し切る感覚」を覚える事だそうです。
1時間に一度ほどトイレに入りおなかを抑えながら「貯めたものを出し切る」ことを意識しましょう。
和式トイレの方が出し切るためには良いようです。
子宮を柔らかく保つ方法
生理が始まるとオッパイが張ってきます。
赤ちゃんがオッパイを吸うと子宮は収縮します。オッパイへの刺激でオキシトシンが分泌され子宮を収縮させる働きを起こすからです。そんな風にオッパイと子宮は密接に関係しています。子宮を直接柔らかくすることは難しいことですが、オッパイを柔らかくして子宮にアプローチします。
■子宮を柔らかくするオッパイマッサージ
1.左手で右のオッパイを円を描くように1分ほどさすります
2.右手で左のオッパイを円を描くように1分ほどさすります
オッパイが温かくなったなと感じたらOKです。
■子宮を柔らかくするおなかマッサージ
1.眠る前に両手でおなかを温かいと感じるまでさすります
パートナーが協力することで、すべては自然に行えるエクササイズやマッサージですよね。
女性本来のパワーを取り戻せば、世の中ももっと元気になると思うんですよね、
フンドシが救いの一助になるかも!?
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