日本がどんどん熱くなっています。
7月14日の時点で全国927の観測地点のうち、猛暑日161地点、真夏日613地点に達したそうです。
※夏日(なつび)25度以上、真夏日(まなつび)30度以上、猛暑日(もうしょび)35度以上、熱帯夜(ねったいや)一日の最低気温が25度以上
14日岐阜県多治見市で38.7度、郡上市と揖斐川町で38.4度、京都市で38.5度、三重県松阪市で38.2度の五地点で38度を超えました。
2018年7月17日20時現在で、上位6位までが38度をこえていて、7月18日には名古屋でも39度に上るという予想です。
愛知県西部から三重県にかけて自動車の気温測定では34度を超えることはありませんでしたがとにかく、暑い日本!直射日光からはとにかく防御が必要です。
目次 Contents
紫外線が強い場所・時間とは?
■標高1000メートルをこえた場所
飛行機の中や山登りで標高が高くなるほど紫外線量は増えます。1000mで10%増えると言われています。確かに登山者って真っ黒に焼けていますよね。
■太陽高度が高い時間
10:00~14:00に大きくなります。
■一年を通じて
3月~10月の紫外線量が多くなります。※特に夏至6月21日前後あたりが強い
■お天気による紫外線量
快晴100として、薄曇りで80~90、曇り60、雨天30
■地面から反射する紫外線の反射率(気象庁)
土:10%以下
水:10%~20%
アスファルト:10%
砂:10%~25%
新雪:80%
日本テレビ『ZIP』で紫外線計測値を出していました。土の場合「29」、水は「91」、砂は2百台で土の約十倍にもなっていました。諸条件により計測値は変化すると考えられます。
外出時の紫外線予防・対策
■紫外線防止アイテムを使用する
・帽子
UVカット加工、つば広、襟足までカバーされるもの、反射率の低い色(白>黒)を選ぶ。
・日傘
白色>表面黒・内側白>表面黒・内側黒で路面からの反射紫外線をカットできます。
・サングラス
サングラスをかけた状態で30分の日射を浴びたあとメラニン量を計測した結果、透明サングラス(UV加工)<青色サングラス<黒サングラスとなっています。黒サングラスの場合瞳孔が開くので紫外線を吸収しやすく肌の中で紫外線防御のためにメラニンを増やす働きをするそうです。
・服装
紫外線対策に効果があるポリエステルと、通気性の良い綿の合成素材が良いとされています。長袖、襟付きの上着を羽織り日射を避けます。色合いは淡いものより濃い色のものが紫外線対策には良いようです。
運転中はアームカバーを付け、素足での外出は避け、ストッキングやUV加工の靴下を使用するとよいでしょう。
プールに入る時、海に入る時にもラッシュガード/ラッシュガードとはもともとサーフィンなどマリンスポーツ用のウェットスーツ下に着用するアンダーウェアとして体温低下を防いだり、肌を守るために開発されたものですが、現在では日焼け止め用にプールや海で使用されるだけでなくランニング時や登山シーンでも活躍しています。
ラッシュガードの選び方
・水浴びの時に露出しやすい頭、首、腕、脚を守れる形のUV加工したものを選ぶ。子どもは特にフードや紐類など引っ掛かり事故につながらないようなものを選ぶ
・速乾性、伸縮性に優れているもの
・水中ではカラダに密着した厚手のもの、プールサイドなど陸上ではゆったりした通気性の良い薄手のものを選らぶ
・日焼け止めクリーム
日焼け止めの成分は大きく「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」という2種類が存在しています。
紫外線吸収剤/紫外線を熱エネルギーに変えた後外部へ放出させる役割を果たします。主にSPF値の高い日焼け止めに使用され、SPF値が高くなれば紫外線防止効果は大きくなる代わりに、肌への負担も大きくなります。そのため、敏感肌の方や小さな子供には適しません。日焼け止め使用後の洗顔は、専用のクレンジング剤と洗顔剤を併用するなどダブル洗顔が必要です。
主な配合成分/ケイ皮酸誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、ジベンゾイルメタン誘導体
紫外線散乱剤/紫外線が直接肌に当たらないように反射させ散乱させる作用があります。紫外線散乱剤を配合した日焼け止めは、紫外線吸収剤より比較的肌への負担が軽いとされますが、パウダーで物理的に反射させるので白っぽくなりやすいです。
主な配合成分/微粒子酸化チタン、酸化亜鉛
日焼け止めの基準を示す数値に「SPF値」と「PA値」があります。それぞれの違いは?
SPF値(紫外線防御係数)/日焼けや皮膚がんの原因になる紫外線B波(UV-B)を、具体的にどれだけの時間防ぐ事が出来るかを示したものです。「サンケア係数」とも呼ばれます。SPFの効能はだいたい20分前後と言われており、このSPF値が高くなる程紫外線を防ぐ効果も高まるという事です。紫外線B波を防御できる数値はSPF30あれば十分とされ、それ以上数値が増えても効果に差はないと言います。肌への負担を考慮すれば日焼け止めはSPF値は30までのもので十分だとの説もあります。
SPF値の効果目安
SPF25の日焼け止め ⇒「20分×25=300分(5時間)」紫外線Bを防ぐ
SPF30の日焼け止めを塗る ⇒「20分×30=600分(10時間)」紫外線Bを防ぐ
PA値/主に肌を褐色(サンタン)にしたり、シワやたるみなどの老化の原因となる紫外線A波(UV-A)を防ぐ目安。「+」で表示され3段階に分かれています。「+」の数が多い方が紫外線A波を防ぐ効果が高いということです。
日焼け止めクリームの使用めやす
日常生活/SPF10、PA+
外出時/SPF30、PA+++
レジャー/SPF30、PA+++
日焼け止めクリームを使用の際の注意点
・日焼け止めのアレルギーテストをする/皮膚に負担になる日焼け止めを塗る場合はアレルギーを起こさないか調べる
・むらなく塗る/指の第二関節まで使い皮膚の表面に沿ってむらなく塗る
・こまめに塗る/計算上では5時間、6時間と持続しても、実際は汗や皮脂に溶けだして日焼け効果が薄れてしまうので、皮膚に負担の少ないSPF値の低いものを2~3時間おきに塗り替えるのが良い
・使用後はクレンジングしてしっかり落とす
子どもの紫外線対策が重要な理由
一生で浴びる紫外線の約半分が18歳までに浴びると言われています。カラダの細胞分裂が活発なその時期にうけた紫外線がやがて皮膚がんや白内障の発生率を押し上げることや、子どもの頃の大量な紫外線被ばくでコラーゲンの中にある「エラスチン」という弾性繊維を生成する力が減少するのです。それらは子どもの頃に現れることはなく、音になって「光老化」としてシミやしわとなって現れるそうなのです。
紫外線対策の重要な時期を守るのは大人の務めです。
・紫外線の強い時間帯に日射を浴びさせない
幼い子供は身長が低く、地面から近い位置で活動します。直射日光だけでなく反射する紫外線対策は常識となっていますが、子どもこそ反射紫外線を多く受けているということです。
・屋外で活動する子どもが日射を避けられる環境を作る
ひさしの下、木の陰、ターフを貼る、テントで休憩する場所を作る、氷を用意しておき応急対策をするなど。ベビーカーでは日除けが必須です。
・子どもの服装
頭や体を紫外線から守るラッシュガードを身に付けさせることも一つです。首の後ろまでカバーできる帽子やフード付きの長袖の上着を着るなど全身を紫外線から守りましょう。
・こどもの日焼け止め
紫外線吸収剤は肌に負担が多いため、紫外線拡散剤の配合されたパフなど付けるとよいでしょう。
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