一時期世界ランキングを4位まで上げていた錦織圭でしたが、けがなどもありランキング19位となっている現在。今期は全豪オープンはケガで欠場、3月のマイアミオープンで4回戦、5月全仏オープン4回戦、7月のウィンブルドンでは松岡修造と並び日本人として最高のベスト8に入りそしてこの全米オープンで、ただいまベスト8を確定させています。
長年錦織圭を見続けていますが、やはり、ファンとしての悲願はグランドスラムで優勝する姿を見ること。2014年に準優勝経験のある全米オープンは、彼にとっても相性の良い試合に違いないので、「いつかはグランドスラム優勝」はひょっとしたら今年なのかもしれません。若手が台頭しているなか、はたして狭いチャンスをモノにできるのか、とても気になります。
目次 Contents
好調錦織 成長の秘密
NHKスポーツ記者に寄れば、錦織選手が好調な理由は三つあるとして
- サーブの修正
- フィジカルの強さの秘密はぶれない軸
- 自信がからくる強気
だとしています。
■サーブの修正
サーブ練習中の怪我をうけて、サーブフォームを変更したこと。コンパクトな振りに変更することで、トスの位置と打点のバラつきを抑えることができ右手首への負担が減るばかりでなくサーブの平均スピードが昨季よりも6㎞早くなったという事。そして、サーブの際ボールを一個づつ受け取るように変え、ファーストサーブに入魂するようにし、ファーストサーブを入れる確率を上げたこと。
■ぶれない軸
芝のコートは滑りやすいために臀部やわき腹を痛めることが多かったが、トレーニングを変えて鍛え優れた体幹がつくられてきたという事。
■自信
サーブが入るようになると、サービスゲームで落とすことが確実に減り自信につながると同時に、強い心を強化するようにコイントスで選択権を得た時、先行を選ぶようにしたという。
なるほど、ビッグサーバーではない錦織選手もファーストサーブが入ればゲームをとる確率は格段に高まるので、ファーストサーブへの集中力を増すという一点が他の部分への良い相乗効果になっているということは確かです。
28歳になった錦織選手はベテランの域ですが、まだまだ伸びしろがあるという事ですね。待望のグランドスラム優勝をもぎ取り、早くTOP10・・・と言わずTOP8に返り咲いて、喜ぶ顔を拝みたいものです。
技術的な進化は上位にいくために必要不可欠ですが、別の面から「勝ち目」を探ってみましょう。
錦織圭プロは全米オープンで優勝できる!?
錦織圭プロのこれまでの経緯をWIKIでたどります。
1989年12月29日 誕生
四柱推命では、健禄格でスポーツ選手として有望で恵まれると言われる命運を持ってうまれています。
2003年8月末 特待生としてテニス留学(13)
木火土金水の五行の中でも「金性」が優勢な時は、周りの環境に恵まれ能力が磨かれるようです。
2007年10月1日 世界ランク12位でプロに転向(17)
この時はアメリカの学校でテニスの英才教育を受けていたのですが、よりよく育てられたのですね。
2008年2月17日 フロリダ州デルレイビーチ選手権に予選から勝ち上がって優勝しATPツアー初制覇。(18)
4月 ソニーと契約。
7月 全仏(ローランギャロス)では3回戦で対戦したナダルをして「彼は数年後には世界ランク5位には食い込んでくるだろう」と言わしめましたが、その年のウィンブルドンの1回戦途中で腹筋の痛みを訴えて途中棄権することになりました。
2008年度のATPワールドツアー最優秀新人賞受賞。
水性が優勢で、さらに水性がめぐる年回りで栄誉を獲得しました。
2009年5月 右ひじ疲労骨折が発覚。以降のツアーを欠場。(19)
土性では、自己鍛錬を強いられます。
2011年1月3日 ユニクロと契約。(21)
財星を潤す火性が優勢な時、有力なスポンサーを得ました。
10月17日 世界ランキング30位。日本人最高ランクに。
2012年4月 試合中に腹筋を傷め、全仏オープン欠場(22)
木性、土性、水性が優勢。
11月 右足首けがで試合中棄権
特に水性が優勢。
2013年 1月ブリスベン国際準々決勝で左膝痛途中棄権(23)
土性、水性優勢。
2月に開催された全米国際インドアテニス選手権でツアー三勝目。
7月 世界ランキング13位→二週連続ランキング上昇で11位
2014年2月 全米国際インドアテニス選手権でツアー四勝目(24)
3月マイアミマスターズを左股関節の痛みにより棄権
木性、火性優勢。
4月バルセロナオープン優勝
5月マドリードマスターズ決勝で負傷し棄権。大会後ランキング9位上昇
7月29日~全米オープンの前哨戦終了後右足親指故障。その後2試合を欠場し親指の嚢胞手術をし治療に専念
金性、水性優勢。
8月全米オープン準優勝。三回戦までストレート勝ち。四回戦で第5シードのラオニッチをフルセットの末破りベスト8、次に第3シードのワウリンカをフルセットで下しベスト4、準決勝はジャコビッチを3-1で破り決勝に進んだが、決勝で第14シードのチリッチにストレート負けした。結果ランキングは8位に上昇した。
その後マレーシアオープン、ジャパンオープンと連続優勝し、ランキングは6位に。
10月ランキング5位となりATPワールドツアーファイナル出場を決めた。2014年獲得賞金は443万9218ドルで世界6位となる。
2015年2月自己最高順位4位になる。(25)
6月左ふくらはぎ腹膜炎
火性優勢。
8月ロジャーズカップで連戦の疲労蓄積で左臀部を痛めた。
11月年間最終ランキングは8位
2016年ウィンブルドン4回戦でわき腹痛途中棄権(26)
火性優勢。
8月リオ五輪で銅メダル
9月全米オープンベスト4入り後5位に返り咲く
10月ジャパンオープン2回戦で臀部の負傷で棄権
火性、土性優勢。
11月年間ランキング5位、年間勝利数3位
2017年2月リオオープン初戦で76位の選手に敗退(27)
5月マドリードオープン4回戦のまえに手首の痛みを理由に棄権
火性、金性優勢。
6月中旬 ゲーリー・ウェーバーオープン2回戦で腰に違和感を訴えて途中棄権。
火性優勢。
8月尺側手根伸筋腱の部分断裂と診断されその後の2017年ツアー全休。ジョコビッチ、ワウリンカに続く三人目の全休となった。
年間最終ランキングは22位
2018年1月23日ATPチャレンジャーツアーニューポートビーチで一回戦238位の選手にフルセットの末敗退(28)
7月ウィンブルドンベスト8
8月29日全米テニス一回戦で開始、ベスト4に進出
土性、金性優勢。
錦織選手が使っている”星”の特徴
錦織プロは幼少期、彼のご両親や才能を見出して育てる環境の力を得てチャンスを確実にものにしていく強さをもっていることが読み取れます。錦織プロの人柄が周りの協力を引き出していることがうかがわれます。目的を早くから一つに絞って取り組んだこともよかったのでしょう。テニスに対してあくまでもひたむきに取り組んで、周囲は彼のプレーに引き込まれます。
錦織選手のプロフィールを追ってくると、毎年のようにケガに悩まされています。スポーツ選手にはつきもののケガと折り合えるかどうかがグランドスラムに勝ち切るポイントなのだなと錦織選手の履歴を見て思いました。
五行バランスで言えば火性が強い際には「炎症」系の故障が起きやすく、土性が強い場合にはプレッシャーからくるストレス「疲労骨折」のような故障が多いのが観察されます。
全米テニスが開幕し1回戦を迎えた時の巡りはバランス的には散らばっていて、ベスト4まですすんでいます。今後の日程を調べてみましょう。
■準決勝は日本時間の9月8日
その日は戊戌(九)辛酉(七)癸卯(九)木1.5火0.5土2.0金4.0水0.5
■決勝は日本時間の9月10日
その日は戊戌(九)辛酉(七)乙巳(七)木0.5火1.5土2.0金4.0
錦織選手は「自分が頑張るだけだ」「自分の努力だけが財産」という生き方ではなく、周囲を巻き込んで自分自身の実力をどんどん発展させてきたという星の使い方をしています。だから、コーチはとっても大事で、選手プロフィールを発展させる転機になっています。例えば修造チャレンジへの参加や、史上最年少でグランドスラムを取ったアジア人種であるマイケルチャン氏に師事したことでテニス選手レベルを上げてきた過去があります。
そのような経緯から、辛(かのと)や酉(とり)という金性が優勢な時は彼にとってすごいチャンスの波がめぐって来ていると思うんです。
世に出るスポーツ選手の頑張りが日本を救う!
スポーツ選手であれ、どのような世界であれ、めぐってきたチャンスを漏らさず活かしきることが一流プレーヤーの常だな、と改めて感じます。
そんな錦織選手の頑張りが、北海道の地震で苦しむ人たちに勇気をもたらしてほしいと願うばかりです。
(画像出典元:WOWWOW)
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