夜祭で金魚をもらってきました。何とか8日間で金魚の健康を取り戻したあとは、名前も付け、金魚は大切に家族の一員になりました。家族ですから当然、金魚が暮らすのに最適な環境の場所にしたいと思いますよね。ということで、金魚鉢を家のどこに置くのが最適なんだろう・・・と調べました。
目次 Contents
飼育環境からみた金魚鉢のベストな置き場所
〇安定した土台の上
金魚鉢は、比較的軽量であり、ちょっと触れても位置が変わったり、台から落ちたりすることもあります。地震対策としても安定の良い場におきましょう。斜めになったり、柔らかい素材の上ではちょっとした衝撃で転んでしまうことがあります。水浸しになるばかりでなく、大切な金魚が傷みますから、ぐらつかない場所に置きましょう。
〇騒音のない、比較的静かな場所
振動や音で、金魚が驚きストレスで弱ってしまうこともあります。貰ってきたばかりの金魚が、その日の激しい雷に驚かないよう暗くして置いたにもかかわらず、全部死なせてしまったことがあります。音による振動が水槽に伝わるということも考えられます。大きな音に晒さないようにしたいですね。
〇直射日光が当たらない場所
金魚を育てるのに最適な水温は15℃~28℃だそうです。直射日光が当たり、水温が30℃近くなってしまうと金魚は生きていけません。直射日光ではなく反射光を取り入れることで色抜けを防ぐ効果も期待できます。
〇水場の近く
洗面所やお風呂、洗い物シンクがあるような場所に近ければ、メンテンスがおっくうにならず、こまめに手をかけることができますね。特に夏場は餌の量も増え、金魚が育つ季節ですから水も汚れやすく、頻繁な手入れが必要になります。マンションでもベランダにシンクが取り付けてある場合はそこで手入れするのが便利です。
インテリアとしての金魚鉢の置き場
金魚は水の中を、赤や白、黒のひれを涼し気に揺らしながら泳いでくれます。見た目に美しく、そして動くので見ていて飽きません。インテリアとしてとても優れています。
〇家族があつまるリビング・ダイニング
〇お客様を迎える玄関
〇一人になるトイレ・寝室
インテリアとして気分をほぐし、癒し、そして金魚と対話したり、金魚の話題で楽しくなれる場所が金魚鉢の置き場として選ばれます。しかし、インテリアとして気分が癒されるだけでなく、もっと有効活用できる手法があります。それが「開運グッズとしての金魚鉢」というアイデアです。
ドクターコパやユミリーによって一般的になってきた「風水」は環境学ともいわれる中国で誕生した開運法です。日本風にアレンジしわかりやすく取り組みやすいインテリア風水が流行っていますね。金運財布として「黄色い財布」も流行りましたし、ユミリーの「頭の良い子が育つ部屋づくり」の仕事に触れたのが筆者と風水の出会いだったと記憶しています。
風水の本領は周囲の山や川の地形からエネルギーを集めて「国の中央政府」をつくるための叡智(えいち)として日本で活用されたのです。それが日本に伝わる陰陽(いんよう)、五座(ゐくら)、五色(ごしき)思想と習合し、遷都(せんと)の際には綿密に風水などを読みながら設営されてきたのですね。家相学は陰陽道(おんみょうどう)の系譜として江戸時代に確立され神社等で占われ、現代では建築家が家相学についてまとめるなどして、日本の住宅家相がひろまっています。
開運グッズとしての金魚鉢を考える場合、家相学で考えるケース、伝統風水で考えるケース、インテリア風水で言われていることでは異なる場合があります。それぞれ金魚鉢の置き場所について検討していくまえに、まず金魚鉢の性質について考えていきましょう。これは、家相でも風水でも共通です。
開運・ラッキーアイテムとしての金魚鉢
古代日本には五座(ゐくら)という思想がありました。「き(東)・つ(西)・お(中央)・さ(南)・ね(北)」であり、「き」は木、「つ」は金、「お」は土、「さ」は火、「ね」は水の気を表し、五行につうじており、五座をつうじてこの世界の物質が成り立っていることを示しています。
まず、金魚鉢の気は何かというと、水でいっぱいになっているところから「水」の気があります。金魚はというと「金」と「水」。鉢の丸い形は「水」、もし四角い水槽ならば「土」の気を生じます。金魚鉢は全体的に「水」、金魚によっては「金」の気ということになります。各五行には陰陽がありますが、金魚の場合は陰の金で、「辛(かのと)」に属し、金銀の財宝やジュエリーなどに近くなります。そういう意味では「お金」とも近く金運を呼ぶともいわれるのですね。中国での金魚の発音は「チンユイ」と読み、お金が余る(金余)やお金を意のままにする(金如)という言葉と同音だそうで、かなり縁起の良いラッキーアイテムとされているようです。五行思想では金は水をうむ関係性ですから、さらに水の気がほとばしるように強くなります。
金魚を触るのはちょっと苦手・・・でも夜店で金魚すくい、してみたくなりませんか?
■伝統風水による幸運の金魚と金魚鉢の置き場
金運の改善のために伝統風水では、川に見立てて金魚鉢や水槽を置くという処方がなされるようです。財=水としてお金は水のような性質のものとして扱われているのですね。実際は「動いている水」が運気を呼び込むのであり、金魚鉢である必要はないと風水師秀山氏は言っています。そして金魚を飼うならば、水を表す白か黒の金魚を選び、数は1匹か6匹か7匹飼う事を薦めています。方位も正確な方位測定をしたうえで、金魚鉢や水槽を置くことで財運・金運を動かすことができるといいます。正確な方位の測定はなかなか難しいもので、5度くるっていると効果が出ないばかりでなく、逆に悪くなることもあるとして信頼できるプロの鑑定を薦めています。
ちなみに、地理風水(らんとう風水)では、家の向きを判定し家の後ろにあたる方位に「山を見立てる」グッズを、家の前にあたる方位に「水に見立てる」水槽などを置くという見立てをします。
伝統風水と言ってもいろいろな流派があり、見立て方も様々にあるようです。例えば八宅風水の一つの流派である紫白九星派風水によれば、玄関の方位から割り出した「死気(財位)」方位に金魚鉢を置くとよいと言われています。
紫白九星派風水による金魚鉢を置くとよい方位
家の中心から開口方位(玄関)が北の場合は東と南西
北東開口の場合は南東
東開口の場合は北と南西
南東開口の場合は東と南西
南開口の場合は南東
南西開口の場合は西
西開口の場合は北と南東と西
北西開口の場合は東と南と北西に水槽を置くと副業財運が良くなるといいます。
■家相学でみた金魚鉢のベストな置き場所
金魚鉢の置き場として相性が良いのは東、西。水を流動させる設備がある場合は南東、北西も良いとされ、この4つの方位であれば、吉の効果があると言われています。五行の木気に水を置けば、若木が生き生きとよく育つように資格取得・学業成就で出世を目指します。金気に水を置けば、金を運用して増やすことができます。また、もっと細かくみた方位自体の象意が金運の出方に変化をもたらします。
方位の収入功徳
北(一白水星)/副収入、雑収入
北東(八白土星)/蓄財、相続収入
東(三碧木星)/新規開拓、広告による収入
南東(四緑木星)/商い、旅行
南(九紫火星)/クリエイティブ、芸術、富裕層対象
南西(二黒土星)/不動産、田畑から農業収入、家事代行
西(七赤金星)/現金商売
北西(六白金星)/出世、勝負運、経営、リーダー
場所の吉凶には諸説あり。経過観察をしながら方位感覚を身に着ける
どの方位、どの日に何をするかにより、出方が変わる。人生が変わるということはあります。自分が使いやすい星周り、干支や五行を使って金運金魚をじっくり育てましょう。
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