セントレア(中部国際空港)は、アジア、オセアニア、ヨーロッパ、中東、北米への空路をもつ国際ハブ空港なのですが、実は東海地方では人気のレジャースポットとなっています。セントレアで国内外への旅行に行く際には、空港島に一泊して常滑焼の町を満喫するのもよし、りんくうビーチでBBQもよし、イオンモール常滑、コストコやかねふくのめんたいパークで買い物を楽しむのもよしの遊べるスポットになっています。
今回は常滑の地元民から聞いた、空港島を拠点にしたお得な楽しみ方をお伝えします。
目次 Contents
セントレア(中部国際空港)の地元民歩き
地元民が空港島へ渡るときは、イオンモールでお買い物をしてからイオンと空港をつなぐ無料のシャトルバスで行く人も多いです。
■イオンモール常滑がすごく便利なワケ
イオンモール常滑の駐車場は、最初の6時間が無料になっています。結構長いですね。
買い物、映画を楽しむほか、敷地内には銭湯や、サーキット・アスレチックなどが楽しめるきゅりおを併設しています。道路を渡ったところにはりんくうビーチが広がっていますので、イオンモール常滑で食材を買い出し、ビーチでBBQ(バーベキュー)を楽しむこともできるのです。
そして、無料シャトルバスで約15分の空港島へ渡り、イベントを楽しんだり、飛行機を撮影しに行くことも可能なんです。
空港島へ行く他の方法は、車で有料道路で行くか、電車に乗る方法があります。
車で上陸した場合、最初の30分無料の駐車場に止めなければなりません。電車はたった2区なのに往復620円とややお高めなので、イオンモール常滑でお買い物をする予定があるならばシャトルバスはありがたいですよ。
イオン⇔空港 シャトルバス
またイオンモール常滑には、託児施設があり30分432円(3歳以上)、30分540円(0歳~2歳)で預かってくれる託児サービスもあります。
誰でも気軽に使えるので、一人だけどちょっと美容院に行きたい、洋服をフィッティングしたい、映画を見たいという時にも利用できますし、上の子をビーチで遊ばせたいけれど、0歳児を長時間紫外線にさらしたくない、という場合にも助かります。
空港で手早く用事を済ませたいときに、小さい子を預けて向かうこともできますね。
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イオンモール常滑
場所/愛知県常滑市りんくう町2丁目20番3 地図
アクセス/名鉄空港線「りんくう常滑駅」下車 徒歩1分
知多横断道路(セントレアライン) りんくうICより車で5分
駐車場/最初の6時間無料 4,000台
営業時間/イオンスタイル9:00~22:00
問い合わせ先/0569-35-9500
まずは、セントレアの施設から行きましょう。
■セントレア(中部国際空港)見学ツアーを楽しむ
セントレアにはいくつかの見学ツアーがあります。「滑走路見学コース」や「ターミナルコース」があり50分~90分楽しめます。
セグウェイという二輪車で三つのコースから選択し周遊することもできますよ。
「はじめてセントレアに行った」とか「飛行機の時間までまだ少し時間がある」という時におススメです。
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■セントレア(中部国際空港)イベントを楽しむ
セントレアでは主に週末から土日にかけて各種のイベントを開催しています。「忍者体験」「ポケモンストアのイベント」「ジャズフェス」「スタンプラリー」「盆踊り」など様々な年齢層が楽しめるイベントが満載です。見たいイベントに合わせて旅行計画してみてはいかがでしょう。
特に長いおやすみにはレアなイベントもいっぱい開催されますからお見逃しの無いように!
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■セントレアレストラン街で名古屋めしを堪能する
セントレアレストラン街には多くの名古屋めし有名店がお店を構えています。みそカツ「矢場とん」手羽先の「世界の山ちゃん」台湾ラーメン「味仙」天むす「千寿」ジャンボエビフライの「まるは食堂」などなど。一度は経験したいイヤというほど”濃い味”をお楽しみください。
通の間で、うなぎは「津市の〇〇」だといううわさもあるなかで「最近は名古屋だよ、やっぱり」とも。
「まるや本店」のひつまぶしはどうでしょうか?ぜひ一度お試しを。
■セントレアのお風呂から間近を飛んでいく飛行機を見る
「展望風呂風(フー)の湯」では、飛び立つ飛行機を見ながらお風呂につかることができます。朝一番の離陸ラッシュ時は穴場ともいいます。セントレア名物はなんといっても海に沈むサンセットがありますが、お風呂に浸かりながらの、夕陽にシルエットを見せて飛び立つ飛行機は格別でしょう。
りんくうビーチで海水浴やBBQを楽しんだ後にお湯につかってさっぱいできるのはうれしいですね!
■セントレアのスカイデッキで飛行機をウォッチング&撮影する
国内随一と評判の長いスカイデッキの先端に行けば、飛行機の離着陸が間近に見られます。毎日のように撮影に通う飛行機好きもたくさん来ていて、屋内展示場にはプロアマカメラマンが撮った自慢の飛行機が所狭しと飛び交い圧巻です。「こんな写真が撮りたい」と素人でも思ってしまいます。ケータイ片手にスカイデッキへGO!
プロカメラマンによる、絶好の撮影スポットを教えてくれたり、撮り方のレッスンもHPにはあってありがたい!
常滑の街 やきもの散歩道、ビーチ、ご当地土産の穴場
リピーターが愛するやきものの町をご紹介します。
■常滑やきもの散歩道の散策
常滑焼の特徴は「朱泥(しゅでい)」でした。当地で採掘される陶土が赤く、独特の赤茶色の急須が有名です。ほかに常滑焼の火鉢など、土が取れなくなったと言われる今では大変貴重なものだと言われます。現在は外国人の作家もいて、作家さんの作品は常滑焼と一言でいえないほど多様になっています。
そんな昔なごりをたのしむ常滑焼き散歩道として、昔ながらの窯やの町並みをゆっくり歩く1.6キロのAコースと、4キロのBコースがあります。土管坂(どかんざか)や登り窯(のぼりがま)といった古い常滑を象徴する場所のほか、作家が造った多種多様な招き猫がずらりと並ぶ招き猫通りなど、見所満載です。1000年以上常滑の産業をけん引した常滑の象徴がやきもの散歩道なのです。この雰囲気が「癖になる」と通うファンも沢山います。
空港からは電車に乗って二駅目の常滑駅で下車します。駅の観光案内所か陶磁器会館で散歩道マップを手に入れて回りましょう。
陶磁器会館
場所/愛知県常滑市栄町3-8 地図
アクセス/名鉄空港線「常滑駅」下車 徒歩5分
営業時間/9:00〜17:00 年中無休
駐車場/あり
問い合わせ先/0569-35-2033
■INAXライブミュージアム
やきものの町からは世界に名だたる陶磁器製造工場が数多く発祥しました。伊奈製陶はINAXへと変貌し、現在はLIXILとなったわけですが、常滑の陶磁器産業を発展させた立役者とも言えます。リクシルがINAX時代に始めたのがこのINAXライブミュージアムです。
世界のタイルを集めた「世界のタイル博物館」、大正時代に使用していた窯や建物を保存した広場、建築陶器がどのように始まったのかを知る資料館、ものづくり体験教室などがあり、陶磁器を知り、実際に触れることのできる博物館となっています。
「日本のトイレ」は、衛生面だけでなく快適さを追求する、人としての文化度を押し上げるリーディンググッズとして世界中で認められつつあるようです。日本のトイレから世界を安心安全なものに変えていくことも可能なのかも!?
INAXライブミュージアム
場所/愛知県常滑市奥栄町1-130 地図
アクセス/名鉄線「常滑駅」または中部国際空港より
知多バス「知多半田駅」行き「INAXライブミュージアム前」下車徒歩2分
セントレアライン(名古屋方面から)「常滑IC」より約7分
駐車場/あり
営業時間/10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日/水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
入館料/一般600円 高校・大学400円 小・中学200円
問い合わせ先/0569-34-8282
■りんくうビーチでバーベキュー・飛行機・花火観覧
イオンモール常滑は道路一つ挟んだ海沿いにあります。イオンの北端にゴーカートのサーキットがあり、門から外に出れば1分でりんくうビーチに到着します。りんくうビーチは人工ビーチであり、延長では釣りを楽しむ公園、マリーナへと続き、夏場以外はウォーキングやジョギングを楽しむ人も行き交うリゾートです。このビーチでは1区画1,200円でバーベキューを楽しむことができます。
このビーチからは飛行機の離着陸をみることができますし、毎年8月に開催される常滑焼祭りの花火を眺めることもできます。込み合う花火会場からは約3㎞離れ、比較的ゆっくりとみられますよ!
ビーチには駐車場も200台ほどあり、トイレ、更衣室、無料の冷水シャワーも完備されています。夏場には、イオンのスーパーで若者の団体がお肉屋野菜の改題をしている姿をよく見かけます。
海でたっぷり遊んだ後は、イオンモール常滑にある「常滑温泉マーゴの湯」で日差し疲れをいやせるのもありがたいです。
それほど広くはありませんが、露天風呂もあって気持ちがいいですよ!
りんくうビーチ
場所/愛知県常滑市りんくう町
アクセス/りんくうICから車で5分
駐車場/207台 ※4月~10月は1,000円
駐車場営業時間/7:00~22:00
バーベキュー/指定区域にて1区画1,200円
問いあわせ先/常滑市観光協会0569-34-8888
■常滑のそのほかの楽しみは買い物!名物「ほとくれ餅」
人気のコストコやかねふくのめんたいパークが、イオンモール常滑付近には固まっています。
また、氷がバカでかいと有名な「大蔵餅」本店もあり、暑くなるころには連日行列でにぎわいます。
常滑名物と言えば「土管」とか「やきもの」「招き猫」などありますが、独特のお餅があります。
「ふところ餅」といって切って一口サイズのものが出回っていますが、「ほとくれ餅」とよび、蛇のようになが~いお餅を切っていただくのが常滑人の常識です。
長い「ほとくれ餅」を買えるのは井桁屋さんです。本店が営業を止めてしまったので、わかりにくい裏手にお店がありますよ。
ほとくれ餅だけでなく御衣餅(おんぞもち)や編み笠(草餅)など、窯やの町で今も愛されています。
井桁屋
場所/愛知県常滑市本町3-158 地図
営業時間/9時~17時
定休日/月・金
問い合わせ先/0569-35-2231
常滑人に愛される餅やと言えば、通称”ぼぼしょう”です。こちらのオコワは絶品で、祝い事のときはいつもこちらに折詰を注文します。
「餅は餅屋」という言葉がありますが、ご主人のお餅へのこだわりは半端ないのです。
山庄製菓舗
場所/愛知県常滑市樽水町3丁目6 地図
駐車場/なし
問い合わせ先/0569-35-3035
お茶道具を作る街であり、普段からお抹茶を飲む習慣が窯やさんにはあったようです。真夏でも麦茶で溶いたお抹茶をいただいていました。
お菓子屋さんが多いのはその影響もあるのでしょう。常滑人自慢のお菓子屋さんはまだまだたくさんあります。散歩道散策の折にはぜひお菓子屋さんの暖簾を覗いてみてください。ひなびたお店がまえの中に絶品が隠れていることもあるのです。
知多半島1周ドライブ 恋の水、野間大坊、えびせんべい
セントレアでレンタカーを借りて知多半島を1周するプランも楽しいです。知多半島の先端である師崎までドライブしても30分程度ですから、観光しつつ1周するのに1日あれば十分なのです。セントレアより南に位置する知多の市町の観光スポットをご紹介してまいりましょう。
■恋の水神社で恋をみのらさせよう!
セントレア周辺か、りんくう駅(常滑イオンの最寄り駅)でレンタカーを借りたら、知多半島めぐりができますね。若い女性のパワースポットとして人気を集めているのが、恋人の病を治すために水を求めて死んでいったヒメの伝説が残る恋の水神社です。
■知多のオススメ神社めぐり
尾張多賀神社(おわりたがじんじゃ)には大きなオガタマノキがあり、良くととのえられた神社です。尾張氏の祖伸も祀られる師崎の羽豆神社(はずじんじゃ)。町名の由来になった武豊の武雄神社(たけおじんじゃ)。海に山車を引き入れる亀崎潮干祭りの神前神社(かみさきじんじゃ)など、由緒の古い神社が知多半島にはたくさんあります。
■南知多ビーチランド
イルカのショーがみられる小さな水族館です。
■野間大坊(のまたいぼう)
源義朝公最期の地として有名なお寺で、信長の三男織田信孝公自害の地でもあります。「昔より 主を内海(討つ身)の野間なれば 報いを待てや 羽柴筑前」と秀吉にあてつけた辞世の句が有名です。義朝公の墓のすぐ近くに信孝公の墓もあります。
■花ひろば
8月の終わりまで満開のひまわりが見られます。そのころまず目に入るのは一面の松葉牡丹や千日紅、ケイトウです。
そして、ひまわり。
ひまわりに囲まれたいい写真が撮れるフォトジェニックなスポットです。簡易な高台もあるので、そこから撮るのもいいですね
■師崎羽豆岬(もろざきはずみさき)
知多半島の最南端の地です。岬の高台は昔から地理的に重要であり、お城や神社が建てられた場所でした。現在、城跡や神社は恋のロマンスロードとして眺めの良い展望台や散策路がつけられています。初日の出を拝みにやってくる人も多く、三河湾から伊勢湾まで見渡せるロケーションが素晴らしいです。
■えびせんべいの里
知多半島に来たらみんなが寄るといってもいいほどの人気店です。すべてのえびせんべいが試食でき、コーヒーを無料でいただけて、ドライブ途中にちょっとした休憩ができます。魚介類をゲットするなら「魚ひろば」「豊浜漁港」など最適です。
夏に輝きを増すセントレア~知多半島南部の旅
セントレアで遊ぶも良し、電車でやきもの散歩道を満喫するのも良し、レンタカーで知多半島に足を延ばしてまるごと一日ドライブするのも良し。
日帰り温泉もありゆっくり遊べますよ。
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