趣味の事

2018年上半期朝ドラ『半分、青い。』に登場するくらもちふさこの漫画

半分青い

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2018年上半期4月2日から始まる、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』
一時期漫画家を目指した、片耳しか聞こえないヒロインがいつも読んでいた『いつもポケットにショパン』の作者であるくらもちふさこさん。

青春やな。

結婚するまで岐阜に暮らしていたこともあり「やってまった」というセリフも懐かしいというか。
なぜか弟が好きで持っていた『冬・春・あなた』がツボで。たしか、あの漫画から卒業式の「第二ボタン」が流行ったのでは?

くらもちふさこさんの漫画にまた、会えるのかな?



目次 Contents

『いつもポケットにショパン』の内容

母親がピアニストの主人公麻子と、同じく母親がピアニスト同士の幼馴染きしんちゃんは仲良しで楽しく過ごしていたが、きしんちゃんは中学に入る前にドイツへ留学することになり、楽しい時間は奪われた・・・。きしんちゃんの母親は、麻子の母親にはある才能もないとピアノをあきらめた上に、恋人も奪われた。復讐を、ライバルの子どもに対して計画した・・・。

くらもちふさこさんが、高校生まで続けていたピアノをテーマにした漫画。ご自身がピアノ教師から「ショパンは向いていない」と言われ、ショパンに対して憧れと敬意があったことから生まれた作品。

1980年~1982年に三枚のドラマレコードがでています。

漫画家くらもちふさこ プロフィール

誕生日/1955年5月14日
出身/東京都渋谷区
家族/父 元日本製紙会長 妹 漫画家倉持知子

1962年 渋谷区猿樂小学校入学 7月豊島区駒込小学校に転校
1968年 駒込中学校入学
1971年 豊島岡女子学園高等学校入学
「春のおとずれ」で第49回別マまんがスクール佳作を受賞
「新聞部異状あり」で第51回別マまんがスクール佳作を受賞
1972年 「メガネちゃんのひとりごと」が別マまんがスクール金賞を受賞、『別冊マーガレット』に掲載されデビュー
1973年 「ほんの少し好きになること」(『デラックスマーガレット』秋の号)
1974年 武蔵野美術大学造形学部に入学。日本画を専攻、漫画研究会に所属。
「ジュンのほほえみ」(『別冊マーガレット』11月号)
1975年 「愛が集まる場所」(『別冊マーガレット』3月号)
1976年 わずか5センチのロック
わずか5センチのロック(『別冊マーガレット』2月号)
わずか1/4の冗談(続編、『別冊マーガレット』1977年1月号)
わずか1小節のラララ(続編、『別冊マーガレット』1978年4・5月号)
わずか45回転のイブ(続編、『別冊マーガレット』1979年12月号)
「いちごの五月館」(『別冊マーガレット』5月号)
1977年 「冬・春・あなた」(『別冊マーガレット』2月号)
「学生会議の森」(『別冊マーガレット』4月号)
「出雲のミコトストーリー」(『別冊マーガレット』5月号)
「マジパンデート」(『別冊マーガレット』8月号)
1978年 おしゃべり階段

  1. 中学2年生「きゃっ まぶしい!!」(『別冊マーガレット』9月号)
  2. 中学3年生「線のくせ」(『別冊マーガレット』10月号)
  3. 高校1年生「だれかに似た人」(『別冊マーガレット』11月号)
  4. 高校2年生「制服はやめてくれ」(『別冊マーガレット』12月号)
  5. 高校3年生「とうふ にんにく とんがら し」(『別冊マーガレット』1979年1月号)
  6. 高校3年生「ほおは健康的に」(『別冊マーガレット』1979年2月号)
  7. 予備校生「あたし」(『別冊マーガレット』1979年3月号)
  8. まゆをつけたピカデリー(『別冊マーガレット』1979年4月号)

1979年に中退。「転校120日目」(『別冊マーガレット』7月号)
1980年 「いつもポケットにショパン」

1994年 「天然コケコッコー」(ザ マーガレット特別編集10月増刊『コーラス』
1996年 「天然コケッコー」で第20回講談社漫画賞を受賞
2005年 「駅から5分」(『コーラス』8・12月号、2006年2月号)
2010年「花に染む」(『コーラス』3月号~2011年10月号(第1部))
2017年 「花に染む」で第21回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞

マーガレットの女王くらもちふさこ

「くらもち」というから、お金持ちに違いない・・・とおもっていたあのころ。
こうして経歴を見ると、なるほどとなりました。

絵のうまさは美大出身だけに折り紙付きです。
でも、高校生でデビューしている通り、はやくから光るセンスがあったのでしょう。
しかも、毎年ずっと作品を生み出していて、尽きない創造力の源泉はどこなのか・・・計り知れませんね。

筆者がくらもち作品に親しんでいた数年は、もっとも多作の時期だったのかもしれません。
忙しすぎて大学を中退したようですね。親との葛藤もあったのでは?と想像します。でも10代のころからプロとしてお金を稼いでいるのですから、すごいことです。

作品に登場する人物の心の中の世界がものすごくおおきく、主人公にはとても共感していたとおもいます。主人公が好きなタイプの男子には、やっぱり憧れてましたしね。

手塚治虫文化賞漫画大賞を受賞した作品「花に染む」は、円熟の心理描写。映画化が待たれます。

 

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