『コウノドリ』で産後鬱になり家事も仕事も家族もうまく回らなくなったお話を見ました。
なんで這いつくばって子どものこぼしたご飯をひろっているのかとか、家事と仕事を両立できない自分への絶望とか。
私にも経験があります。
家事は仕事と同じです。最初は量をこなして技術を身に着けていくことが基本です。
昔、子女の教育の一環として叔父の家などに家事見習いとして入って学んだ時代がありました。
今思えばいいシステムでしたね。
本当は家事の学校があってもいいくらいだと思っています。
家電にAIが搭載されて家事の自動化が進んだとしても必要だと思います。
家事には”職人仕事”にちかい部分も含まれているからです。
昭和中ごろまではとついだ家に姑がいて、姑のやり方をマネしてその家の家事を身に着けていきました。
ですが、今は姑と一緒に暮らしていないことが多いので、家事技術を身に着ける場がありません。
なので、新婚で、新米主婦・主夫で、さらに新米パパ・ママで、という状況は本当に大変なことなのです!
大変な時期だからこそ、家事を仕事のようにとらえて回るしくみを考えて行きましょう。
家事がもっとも大変な24時間育児時代に家事が回る家事マッピングついて、核家族で子育てした経験則を踏まえて書いていきます。
目次 Contents
さあ、家事のしくみをつくり始めましょう!
赤ちゃんが家に来てしばらくは赤ちゃんペースで一日が流れます。
赤ちゃんペースに伴奏する母親は寝不足と慣れない育児に自信が持てず心身ともにへとへと状態。
こんな毎日。いつまで続くのーと泣きたくなる毎日。ほんとに。
でも安心してください。一年は続きません。早ければ3カ月です。
こんなふうに最初は赤ちゃんのリズムに伴奏するのでへとへとになりますが、家事マップ作りはもうとっくにスタートしていいタイミングです。
24時間子育て時代に突入してからのスタートでは、はっきり言って出遅れています。
けれども、わたし自身出遅れスタートでかなり時間を費やしてからの家事マップづくりだったので安心してくださいね。
時間をかけず家事がうまく回りイライラが溜まらないよう家事マップをつくりましょう。
出産前の里帰り前にしておくこと ”家事マッピング”

モノの収納場所、家事の手順、やり方など、家事情報を一冊にまとめたノートもいい!

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お産の時には実家に帰る人が多いと思いますが、そうでない場合もお産で1週間は家を空けるわけですから、基本的な家事について夫の協力が必要です。家事を時短する手法として「やり方」と「やる時」と「やる人」を決めることが大切なのですが、妻が家を留守にしている間は夫が「やる人」なんです。
妻が家にいない間を活用して夫が「やり方」と「やる時」を修得してくれたら大成功です。
家事の「やり方」と「やる時」をわかりやすく図解したものを家事マップと呼びます。
では、さっそく家事マップに書き入れる要素を説明します。
まず、家の生活用品の収納場所を記憶してもらいましょう。収納地図をイラストにすると一目瞭然です。
収納場所の扉の裏などに貼り付けておくと、他の家族や自分自身のためにも探す手間が省けて便利です。
「やり方」と「やる時」については、布団や靴下、下着、Tシャツ類のたたみ方などを簡単に図示するといいです。
たたみ方が違うと収納量に差が出ますし、「ちがう!!!」といってイライラする時間を短縮できます。
文章で書いてあるより一発で分かりやすい生活用品マップを作ると、子どもが大きくなるにつれそれを活用できます。
そして家事の手順もをマップ化してミッションを達成しやすくする工夫も必要です。
家族で家事マップ作りをして家族ルール化する
家事の中でも得手不得手があるものですが、苦手なことを強要されるのも辛いものです。
できないところを「何度言ったらわかるの!」と注意するのではなく、得意なところがさらにパワーアップするよう褒め殺し作戦のほうが成功率が高まります。やれていることに感謝を言葉にしたいですね。
自分ができないときにいかに他者の手を借りるか、協力を得られるかはマップの家族共有化にかかっています。
「やらされているみたい」「命令されているみたい」と思わせないためには、家族に意見を出してもらうといいです。
家族に意見を求める時にはルールがあります。「否定しないで、まずは受け止める」ことです。決めつけ、思い込みはタブーです。
家族が同意し共有化した「やり方」「やる時」「やる人」をマッピングして家族の誰でも協力できる体制を整えることができたら素晴らしいです。
もっと範囲を広げるなら、手伝ってくれる父母、義父母にもマップを共有できればもっとできることが増えます。
夫や子供の日常的なサポート体制を家事マップでつくり「いちいち指示しなくていい」「いちいち怒らなくていい」「いちいちお願いしなくていい」という二度手間を圧倒的に減らします。
「やり方」と収納場所をイラストや動画にする。
「やる時」を明確にする。
「やる人」をアバウトに決めておき家族協力する。
それが家事マッピングです。
主婦不在の不測の事態にもしくみが浸透していれば家事運営はスムーズに運びます。
さて、こうして家事マップづくりと家族共有化することで家事をまわす準備が整いました。
がしかし、ルールはやがて壊れていきます。当初計画したようにはなかなかいかないものなんですね。これが。
途中で環境が変わったり、仕事の内容が変化して帰宅時間が変わったりするのに、家事マップが変化に対応できないためです。
家事マップは面倒でも変化の都度見直した方が良いです。
家事負担で、心を病むこともあります。妻による夫への家事ハラスメントという言葉もあるほどです。
我流家事で行きづまらないよう、家事をしない日を設けることはおすすめです。
24時間子育て時代の家事代行依頼のすすめ

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24時間子育て時代にぜひ実践してもらいたいことがあります。
家事マッピングをするベースにはある程度の家事知識がないとうまくマッピングできません。
どの家事にどれぐらいの労力と時間がかかるのか、子どもにもできる家事か、どんな道具が必要なのか、どの洗剤を使えばいいのか、さらに言えば、どのようなたたみ方がスペースをとらないかなどについて、よくわかっている主婦・主夫は案外少ないものです。
なぜなら、通常は家事技術を修得せず我流で行っているからです。
そこで、「家事技術の向上」叶えるもっとも効果的な方法をお教えします。
家事代行サービスに依頼すること、です。
家事代行サービスは1時間当たり3,000円ほどで依頼できますが、例えばお風呂掃除の依頼をし、掃除の仕方を一部始終見せていただくことで、プロの掃除の手順やかかる時間などが把握できます。
使っている道具や洗剤についても質問すれば教えてくれるでしょう。※業務用洗剤の場合もあります
市販品で同じような道具や洗剤を使用し、手順を学ぶことができます。
家事代行サービスを個別レッスンと捉えて「家事を修得するため」と言えば、「家事なんてアウトソーシングするな。贅沢だ」という家族も説得しやすいかもしれませんよ。
ドラマ『コウノドリ』は今期も泣けた・・・
子どもを出産するってこんなに大変なことか・・・と、二人を生んだ母である私でもそう思います。
赤ちゃんの診断にしても医療が今ほど発達していない昔よりも厳しいストレスにさらされる場合もあるんですね。
そういう意味では、子を成す事、子を育てる経験の貴重さ、崇高さをあらためて感じます。
子どもがその子どもなりに、まんま育つこと。家事とは究極そのためにあるのかも、と思います。
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