本の紹介

千と千尋の神隠しで読み解く『人類覚醒のタイムリミット』


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現在は「風の時代」がやってきたと言われています。
時代が変わる、ということは西洋占星術師や人の意識進化にかかわる人々が異口同音に口にしています。

本書も時代変換論の一つであり、新しい時代が来たことを知り覚醒した意識をもっていなければ、厳しい現実が訪れると警鐘を鳴らす一書になります。

厳しい現実とは、個人個人における災難の他に、豪雨による土砂災害、新型コロナ禍をはじめ、近年災害として人類の前に立ちはだかってくることもあります。
それを防ぐてだては「人類覚醒」にあるのだと著者天河氏は述べます。
なにを、どう覚醒すべきなのか。

本書を読み解くキーワードはこうです。
・夜の時代から昼の時代へ時代へ2500年ぶりに移り変わる
・夜の人種から昼の人種へ時代を生きる主役が入れ替わる

たまたま同時期に初めて鑑賞した、大ヒットアニメ映画『千と千尋の神隠し』と内容が非常にリンクしたので、アニメで本書を読み解く試みをしたいと思います。

ゆばーばが象徴する夜の人種

夜の時代と昼の時代を理解するのに役立つのが、「湯婆婆(ゆばーば)と銭婆(ぜにーば)」姉妹のあり様と関係です。

ゆばーばとは湯屋の女将さん(看守)で、労役人との契約印を所有しています。
・ピラミッド型の階級を作っている
・働かなければそこにいられない牢獄ルール
・湯屋を仕切るゆばーばに従うしかない
・労役人とは契約の上に雇い入れる
・労役人の多くは仕事と金と食べ物に執着する
・重すぎる労働を強いられる
・搾取する
・魔法という武器を使って支配する
・猫っ可愛がりする赤ん坊に支配される(生きがいを他者に依存している)
・湯屋では八百万の神々を浄化する仕事を担っており、お客様として大事に扱う
・川の神が浄化されたことからも湯屋が「地球」という自然の浄化システムを意味していると考えられる

まさに毒婆の顔を見せる一方で、自分自身が上役とかわした約束には従順です。

姉のぜにーばは、やはり契約印を持っています。
・契約印には魔法が掛けられており、盗まれると盗んだものに禍がかかる
・「魔法でやっちゃ意味がない。一人一人が全員の思いを込めてつくりだす髪留めだから、千の力になるんだ。」と言っている
・ゆばーばとは双子の姉妹なのに仲が悪い。二人で一つなのにね、という。

「銭」をマネーだと思えば、それは夜の人種の価値観のようにも見えます。
けれど「銭」を紐解けば語源は「鍬(くわ)」だといいます。
つまり、大地を掘り、耕し、作物をつくる道具です。せっせと鍬をふるうと銭に化けるわけです。
これは人の手で生み出すあらゆる実業だと考えてもいいでしょう。
ぜにーばは、みんなで紡ぎ出す仕事を重要視しているんですね。

昼の時代の価値観
・人は車座になる
・合議制
・モノやお金、食べ物に執着しない
・わかちあう、シェアする
・人を大切にする
・特技や個性を生かす
・自由に活動する
・ひらめき、直感を大切にする
・生きることは楽しい
・宇宙の法則にかなっている(科学的)
・個性を伸ばす天才教育
・自分の考え、自分の選択ができ自立している

そういう大人な考え方を持っているのがぜにーばという魔女です。

ゆばーばが象徴するものは「地球」の番人であり、ぜにーばとは「二人で一つ」というところからも、ゆばーばが夜の時代の地球を、ぜにーばが昼の時代の地球を象徴すると考えられないでしょうか。

ぜにーばの役割については『千と千尋の神隠し』では詳しく描かれていませんが、ぜにーばと良い関係をつくる「千」は昼の人種だと言えそうです。

「人間がつくりだしたもの」を象徴するカオナシ

ゆばーばのお客さんは八百万の神です。
でもカオナシはお客さんとはみられず、得体のしれない物としてゆばーばは感じています。
ただ、巨大で恐ろしいから下でに出て相手をしているという感じ。

カオナシは、みんなが喜ぶ金を手から出しては与えながら、どんどん大きくなります。
そして、自然の一部ではないのです。
つまり、人のニーズを満たすべく人工的につくられたあらゆるものやシステムの事を指していると考えられます。

・資本主義
・階級
・支配構造
・人工生産物
・科学物質
・物質主義
・絶対神
・法律
・権威
・権力
・武力
・金力
・虚業
・選民思想
・搾取構造
・ブラック学校
・ブラック医療
・ブラック薬
・ブラック企業
などなど

人が生み出したものにも良いものはあるでしょう。
けれども、夜の時代のカオナシは上記のように凶悪で、人に毒をまき散らします。

夜の時代から昼の時代へ、現在進行形で変わりつつあると、天河氏は教えています。
もしも、夜の時代の価値観にしがみついているならば、地球が身震いし淘汰されかねないと。

千と千尋に起きることから学ぶ過渡期の生き方

「千」はもともと昼の人種なのでしょう。
白龍としてゆばーばの手下となっていた「ハク」が、遠い昔に川でおぼれた「千」を救い出したのは、その時代に貴重な昼の人種だったからではないでしょうか。

「千」の行動をたどってみましょう。
「千尋」は小学校4年生で9歳です。
ちょうどシュタイナーがいう「ルビコン川」を渡る年。つまり、親の元からキッパリ離れ自分自身の魂の生き方を始める年です。

魂が目覚める時であり、本人は嫌々ながら両親につき合って夜の人種の住む世界に入りこみます。
そこの食べ物を食してしまった両親はブタに変化し、千尋は逃げます。
そこで、白龍の「ハク」と出会い、どうしたら両親と元の世界に戻れるかを導かれます。

導きは過去のご縁から得られます。
・導きの白龍と出会い、「千尋」という本名を忘れてはいけないことを教えられる
・ゆばーばと仕事の契約を結び、「千」という名付けられ夜の世界で生きていく手段を得る
・汚い仕事も逃げずにやり通し、苦が団子(浄化玉)を川の神にもらう
・ゆばーばの信頼を得る
・湯屋で一定の評価を得て、応援者が増える
・ぜにーばの物を盗んだ「ハク」が式神の追っ手により瀕死になった
・しかし本当の毒は「ハク」のおなかに仕込んだゆばーばの毒虫だったが、それを「千」は踏みつぶす
・「ハク」の命を助けるため、ぜにーばのところへ、盗んだものを返しに行こうと切符を手に入れる
・さらなる試練が襲い掛かるが、それは「千」に価値(苦が団子)が生まれたから
・凶悪なカオナシを苦が団子により浄化する
・そのうえでぜにーばに会い、カミムスビをもらう
・「ハク」を援けるヒントは本当の自分の中にあることをぜにーば教えられる
・「ハク」の本当の名のヒント「琥珀川」のことを「千」は思い出す
・本名を思い出した「ハク」の魔法が解けて、ゆばーばのくびきから逃れる
・ゆばーばのなぞ解きに勝ち、豚になった両親は元通りにもどり、家族で昼の世界に戻る

「千」の行動のポイントは、
1.夜の世界のルールにのっとり信用を得る
2.ウソがなく、素直で、一生懸命に誰かを援けようと行動するので応援される(両親⇒川の神⇒カオナシ⇒ハク)
3.魔法を手に入れる(浄化玉、カミムスビ、本当の名、本当の自分)

夜の時代は「ブラック」とか「毒」の支配がまかり通ります。
そして、今、地球上の誰もが夜の時代から昼の時代へと移行する中で暮らしています。
もっとも「夜」を実感するのは、ブラック企業に勤めていたり、医者に薬づけにされ病気になってしまったり、クニの詐欺・搾取行為にあえいでいたり、毒親に苦しめられている人ではないでしょうか。
今、まさに「夜」を体験しています。

でも、「千」のように、昼の時代にあなたも還ることができるよと『千と千尋の神隠し』や天河本は教えてくれています。

「本当の自分を思い出せ。」と。
本当の自分の名を思い出すことが覚醒するということなのだと。

何のために辛い夜の時代があるのか

夜の時代は1%の支配者と、4%の支配者の下で働くものと、残り95%は牢獄の中に監禁されている人々だとされます。
支配者は被支配者から様々に搾取します。

搾取される側はたまったものじゃないですが、それ相応の意味はあります。
牢獄に入れられるのは、過去に罪を犯したからなのです。
そのことを天河氏は「罪状」と呼ぶようです。
仏教で「カルマ」と言われるものと同じです。

「千」の罪状はなんでも流されるまま鵜呑みにすることでしょうか。
まるで、日本人の今の状況にそっくりです。
お人好しで、親切で、まじめで、従順です。
「千」は何も悪い事をしていないようにみえますが、なんでも鵜吞みにした結果の牢獄暮らしです。
善人なのでしょうが、そのために湯屋全体をカオナシ被害に陥らせることになったのです。

素直に従っていいものと悪いものがあるのは確かですが、どちらを選んでも自分の選択ではあるのです。
自分が選択して起きたことには自分自身で刈り取らなければなりません。
そのための牢獄です。

牢獄に入らねばならない魂が世の中にはたくさんいるということでしょう。
牢獄に入って改心し、心を浄化させるのが夜の時代の役割と言えるのでしょう。

その意味で、今、夜を生きている場合は「魂修行」「浄化」の真っ最中だということです。

「千」はもともとあった運命に誘導されて生きている感じがします。
「千」を導いた「ハク」との縁は偶然できたような設定ですし。
偶然できた縁による導きがなければ、「千」自身が言うように人間世界に還れなかったかもしれません。
人にはそういう変えられない運命があらかじめあるのですね。

運命の羅針盤を知ると力を入れるべきポイントがわかる

生まれながらもっている「罪状」や「伸ばすべき分野」についての羅針盤があるといいます。
西洋占星術も、四柱推命も、紫微斗数なども羅針盤の一つです。
精密な羅針盤は「当たる」のだと本書でも言っていて、天河氏はその分野の研究をまとめた運命解析学を打ち出し、コンパスシートとして表現しています。

・仕事
・お金
・結婚、恋愛
・人間関係
・社会運
・健康
・不動産資産運
・あなたなりのストレス解消法
・心が好み求めるもの
・親子、兄弟との関係
・人生120年分の傾向
について知ることができ
・何のために大転換時代に生まれたか
・どういう方構成で生きtら新たな時代に適合するか
・自分の魂の目的は何か
・後悔しない生き方とは
・本当の自分は何者か

以上のような事柄を知ることができるコンパスシートです。

これについて個人的な感想を言うならば、自分の生き筋についての新たな視点をいただくことができました。

荒波航海中の私たちへの羅針盤になるのではないかと期待します。

コンパスシートについてはこちら

まとめ

人類覚醒とは何かといえば、本当の自分に気づき、本当の自分で今、ここから活動を始めるということです。
そのためには順序があると説きます。

まずは罪状を昇華し、過去を終わらせること。

本書では過去を終わらせるためのワークなども収録されています。
本書を読むだけで過去を終わらせることも可能ではないかと思います。

新時代の過渡期にあり、混とんとする中「信じるのは自分のひらめき」です。
ひらめきが濁らないためには過去を終わらせることが重要なのですね。

 

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