新年度に向けて、初めて一人暮らしを始める人も多いこの時期。
一人暮らしの、あなたのイメージはどんなものでしょうか。
「一人は不安」
「掃除も食事も自分でできるかな」
「ひとり暮らしは寂しい」
「ご飯作るのも張り合い無い」
「家族が大好きだから、ホームシックにかかりそう」
目次 Contents
”安全な部屋”でひとり暮らしを
学校に家から通えないとか、転勤や、恋人が部屋を出た、長年連れ添った相方が病気になって入院したなど、ひとり暮らし世帯はどんどん増えています。
ひとり暮らしは身軽で、しがらみもなく軽快。モノも少ないし家の掃除も簡単だし、何より誰に何を口うるさく言われるわけではなく、自由な自分の城です。自分だけの城なのです。とはいえ、最初は何となく「別荘に来ている」感覚があるかもしれません。いつでも帰れる実家がありますから。だからその分軽快です。
軽快な分、根無し草というか、”仮の宿り感”は多かれ少なかれ心の片隅にのこるものだと思います。
仮の宿り感が強い場合、生活感のない殺風景なお部屋になったり、掃除も片付けせず放置部屋になってしまいます。
殺風景な部屋や放置部屋になっていたら実は「安全な部屋」とは言えなくなります。
安全でない部屋とは、泥棒が入りやすかったり、良くない友人が入り浸ったりする部屋の事です。
”安全な部屋”で暮らすために By地相鑑定士
寝泊りする場所が安全であることは、最低限、求めたい条件です。
ただ、特に学生として4年間なりを過ごす「仮の宿」だからとおろそかにしすぎていると感じています。
仮の宿ではあるかもしれませんが、最初の一人暮らし癖が生活習慣に移行していくことがとても多いからです。
生活習慣になって定着してしまうとなかなか脱出できません。
だれかと暮らすことになって「一人暮らし癖」で衝突することがとても多いんですね。
一人暮らしの初めの一歩こそ、キチンと手順を踏んで暮らしを整えたいものです。
ということで、地相鑑定士として安全なひとり暮らし癖のために行いたいことをお伝えします。
地相鑑定とは、「地相」を鑑定することです。
「家相」は家の方角や間取り、平面上の形など、土地に建っている上物に関する良し悪しを観るものです。「地相」は、土地の地下にある断層や水脈、土地使用の履歴などから地上に影響するストレスを調査するものです。地相鑑定士とは建物が建っている土地と建物、空間全体にこもる”空間のストレス”を問題の無いものに中和する技術者です。
新しい部屋に引っ越すときに真っ先にすべきこと
ロケーションや駅からの距離や、部屋の気持ちよさ、部屋代など様々な角度から一つの部屋に決めて入居日を決定し契約します。
それから、のお話をしていきます。
近所を歩き回る
新しい部屋の近所を歩き回ることは、お部屋を決める前に何度か行っていると思います。
「雨の日」「風の日」「夜」「早朝」「昼」、気候や時間によって地域は、その顔を変化させるものです。それを楽しめるように空気感をカラダで感じ取っていきます。
氏神様にお参りする
近所を歩き回るときは、歩いて行ける神社に参拝しましょう。
住まう場所には氏神様がいて地域を鎮守してくださっています。いくつか神社がある場合は、入居する部屋と同じ町内の方に「氏神様はどちらになりますか?」と尋ねてみましょう。
東京の場合は神社庁に問い合わせるとすぐに答えてくださいます。
氏神様にご挨拶する際は「住所」「氏名」をいって地域に引っ越してきたことを申し上げましょう。
部屋に最初に運び入れるもの
昔からの習わしでは、引っ越し車から最初に部屋に持ち込むことは「鏡台」でした。
「身移し(みうつし)」であり、家財の持ち主の魂であるからとか、神様のご神体であるからともいわれています。
ご神体というのは、三種の神器の一つである「鏡」が天照大御神のご神体であるとされていることを指すのでしょう。
天照大御神は、人の本性を映し出してその心に間違いがないかどうかを観る「マフツの鏡」を大切にしていました。
鏡によってあぶりだされた”本性”は消えるしかないのです。鏡は魔よけや場所を浄化する働きがあるものなのですね。
風水で鏡を玄関につるす習慣がありますが、同じですね。
その場の残留思念など、空間ストレスを及ぼすものに対して鏡を置くことで映し出し消す役割があるということ。
だから昔から鏡台を最初に家に入れるんですね。
できればやりたいこと
家を新築するときは工事を始める前に地鎮祭(じちんさい)というものを行います。
工事の安全と家族の繁栄を祈って土地の神さまにお祈りするお祀りです。
その際には、敷地の四隅に斎竹(いみだけ)を立て、縄を張って境界をつくり八方(四方)にお神酒を撒きます。
一方で既存宅でおこなう払いを「家祓い(やばらい)」といいます。
既存宅が一戸建ての場合は、敷地の八方位に塩かお神酒をまいて祝詞をあげます。
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