社会生活

新語・流行語大賞「そだねー」2018年で更新する古代から続く日本語


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この賞は、1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。
1984年に創始。毎年12月初めに発表。『現代用語の基礎知識』収録の用語をベースに、自由国民社および大賞事務局がノミネート語を選出。選考委員会によってトップテン、年間大賞語が選ばれる。出典元:公式HP

このように定義され、ユーキャンが主催し毎年選出され35回目を迎えた2018年は「そだねー」が年間大賞を獲得しました。SNSに過剰反応する不寛容な世の中にあって、のんびりとした癒される「そだねー」には、マイペースであり、仲間を尊重しあいながら特別な結果を出すすごさがあるということで大賞を受賞しました。その他TOP10はどうなているのでしょうか。



2018年新語・流行語大賞TOP10

大賞 「そだねー」
「eスポーツ」参考記事 スポーツジャンルのコンピューターゲーム
「(大迫)半端ないって」 WCロシア杯で見事なヘディングシュートを入れた大迫選手が鹿児島城西高校の選手として出場した全国高校サッカー選手権準々決勝で対戦した滝川第二高校の主将が、負けたときにロッカールームで大迫について話したときの表現。
「おっさんずラブ」 おっさん同士の純愛ドラマ。SNS上の盛り上がりを示す「視聴熱ランキング」で2位になるなど話題に。
「ご飯論法」 裁量労働制に関する国会審議の中で加藤厚生労働大臣が行った、論点をすり替えたのらりくらりとした答弁をさして広まったのがご飯論法。
「災害級の暑さ」 2018年7月23日全国5都市で40℃を超える暑さとなり気象庁が「災害級」とした。
「スーパーボランティア」100人体制でも行方がわからなかった2歳児を68時間ぶりに探し出した尾畠さんは、全国被災地に駆けつけるボランティアとして活動する。
「奈良判定」 ルールがあり判定で勝敗が決まるボクシング界で、ルールなき判定がなされることの象徴として。
「ぼーっと生きてんじゃねーよ」 5歳児チコちゃんがボート生きている大人を叱るNHK番組。
「#MeToo」ハリウッド映画界の大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン氏らのセクハラ疑惑を報道されるとハリウッドにとどまらず性被害を告発する女性が続々と現れた。これが「#MeToo」運動となって一気に世界に広がった。

以上が2018年TOP10ですが、知らない言葉が何個かありますね。「ぼーっと生きてんじゃねーよ」は知らなかったなー。チコちゃんは5歳だそうです。5歳というと「なぜ?」「どうして?」といちいち質問してくるお年頃。そんな子どもにきちんと正しく説明できていたのかな。
ごまかし続けてきた大人の怠慢を正すべく、チコちゃんは5歳児代表として素朴な疑問をぶっつけ、浅い回答でお茶をにごそうとする大人に喝を入れるのだといいます。おもい当たる節、ありありです。面白そうではありますね。

知らなかったーという言葉から新しい波に気づくという効果も、この流行語大賞にはあるのかもしれません。

ここで、過去にはどんな言葉が大賞に選ばれてきたのでしょうか。歴代大賞を追ってみましょう。

歴代の新語・流行語大賞

2018年 そだねー(カーリングチーム)
2017年 インスタ映え(cancam)、忖度(そんたく、籠池泰典氏(かごいけやすのりし)の発言)
2016年 神ってる (広島カープが25年ぶりにリーグ優勝して監督が発言)
2015年 爆買い(免税事業者)、トリプルスリー(打率三割、ホームラン30本、盗塁30以上)
2014年 ダメよ~ダメダメ(日本エレキテル連合)、集団的自衛権
2013年 今でしょ!(林修)、お・も・て・な・し(滝川クリステル)、じぇじぇじぇ(宮藤官九郎・能年玲奈)、倍返し(半沢直樹チーム)
2012年 ワイルドだろぉ(スギちゃん)
2011年 なでしこジャパン(日本サッカー協会)
2010年 ゲゲゲの(武良布枝(むら・ぬのえ)
2009年 政権交代(鳩山由紀夫)
2008年 アラフォー(天海祐希)、ぐ~! 審査委員特別賞 上野の413球(北京五輪で準決勝から決勝まで一人で413級なげ金メダルをもたらした)
2007年 どげんかせんといかん(東国原氏)、ハニカミ王子(15歳の石川遼選手)
2006年 イナバウワー(荒川静香)、品格(数学者 藤原正彦)
2005年 小泉劇場、想定内(ライブドア元社長堀江貴文氏)
2004年 チョー気持ちいい(北島康介)
2003年 毒まんじゅう(野中氏、自己功利に走る政治家の実態をさす)、なんでだろ~(テツ and トモ)、マニフェスト(北川教授)
2002年 たまちゃん(佐々木裕司、あごひげアザラシ発見者)、W杯(坂本休、カメルーンチームを誘致した村の村長)
2001年 米百俵/聖域なき改革/恐れず怯まず捉われず/骨太の方針/ワイドショー内閣/改革の「痛み」(小泉純一郎氏)
2000年 おっは~(慎吾ママ)、IT革命(高校三年生 木下斉)
1999年 雑草魂(ジャイアンツ上原投手)、ブッチホン(小渕恵三)、リベンジ(松坂大輔)
1998年 ハマの大魔神(佐々木主浩)、凡人・軍人・変人(田中真紀子)、だっちゅーの(パイレーツ)
1997年 失楽園(渡辺淳一、黒木瞳)
1996年 自分で自分をほめたい(有森裕子 マラソンランナー)、友愛/排除の論理(鳩山由紀夫)、メークドラマ(長嶋茂雄)
1995年 無党派(青島幸男)、NOMO(野茂英雄)、がんばろうKOBE(仰木彬監督)
1994年 すったもんだがありました(宮沢りえ)、イチロー(効果)、同情するなら金をくれ(安達祐実)

※現在の受賞形態になってからもの

こうして「大賞」だけ見ると、その時の世相はあまり見えてきませんね。お笑い芸人で大賞をとって、その後もテレビで姿を見る人はあまりいないですね。有名人に加わることは確かでしょうから、その後本当にしたいことをする人生に切り替えたということもあるでしょう。その他で大賞に多いのは「政治家」と「アスリート」の言葉ですね。政治家の場合はむしろ称賛されない方面や揶揄するような言葉が残り、アスリートは感動をくれたその人が「感動の根源」を語るその一言がなるほどな~、そうだよな~と、頑張る自分を励ましてくれる言葉にもなるのかなと思います。

むしろ、TOP10のすべてをみて行くことで、時代性が表れてくるような印象を持ちました。



新語・流行語大賞に思うこと

ことばには始まりがあります。日本語が日本の共通言語になったのは神代の時代と言われています。
日本の総氏神様といわれる天照大神の父神・母神であるイサナキノミコトとイサナミノミコトは北陸と東北に育ち、共通した言葉を持っていなかったそうです。それで結婚生活がうまくいかなかった経験を生かして、フタカミは全国を巡り「あいうえお」につながる共通の言葉を伝えていったということが『ホツマツタヱ』にあります。これが日本語の始まりなのかもしれません。共通言語を話すことで日本という国が一つにまとまって行く様子が見えてきます。「共通言語」は人と人との理解を深めるのだと思います。

いま使っている流行語は、一つの「共通言語」といえます。その言葉がもつ背景全体が説明しなくても伝わるのですから、伝わる威力が倍増します。流行語大賞をすることにより、より伝えやすくなる効果があると思われます。だから、毎年楽しみにしています。

 

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