【2020年7月25日更新】
2020年の花火大会は開催がありません。
【2018年6月16日公開】
夏の高校野球地方大会の開場の一つは岐阜の場合、長良川球場で行われます。ブラスバンド部は、真っ黒になりながら、熱射でふらふらになりながら、あのテーマ曲をエンドレスで吹き続けた、その帰り道。高校まで楽器を引きずりながら約2キロの道のりを歩く道々。花火がドドンとうちあがるのを見ていました。車の中から鑑賞したことは数知れず、スモモを買って浴衣で歩いた時もありました。怒涛の3万発、間近で体感する筆者にとって初めての花火は、長良川の花火でした。詳しくご紹介しましょう。
目次 Contents
2019年 第63回全国選抜長良川中日花火大会 概要
開催日/2019年7月27日(土)
時間/12:00~20:35(夜の部開始19:20)
開催地/長良川河畔(長良橋~金華橋間)
問い合わせ先/052-221-0671 中日新聞社地域事業部(平日10:00~18:00)
2019年 第74回長良川全国花火 概要
メインテーマ/新時代への鼓動※平成として最後の夏です
開催日/2019年8月3日(土)
時間/19:30~20:40
開催地/長良川河畔(長良橋~金華橋間)
打ち上げ数/約3万発
過去の人出/約35万人
荒天・増水時の対応/8月31日(土)に延期
観覧席(桟敷席)/ありません
駐車場/2,000台分無料
岐阜市一日市場 地図
岐阜県庁来庁者・アリーナ北駐車場 地図
シャトルバス/無料駐車場から岐阜メモリアルセンターまで発着※有料
会場案内図/中日花火2017年案内図
トイレ/仮設トイレ約100基(トイレ案内図で場所を把握しましょう)
露店/約600店
長良川全国花火大会 歴史
1946年8月10日 第一回目、復興・岐阜を願い打ち上げられた花火は、敗戦に沈んでいた岐阜の市民に生きる希望を与えたそうです。例年30万人越えの観客を集めます。
2007年 観客40万人越え
2008年 観客40万人越え
2011年 東日本大震災が日本を襲い、第66回花火大会開催を自粛し中止
2014年 観客40万人越え
2015年 第70回は「史上空前!第70回記念全国花火大会」と銘打ち、70基のスターマインが登場し、ウルトラスターマインで開幕しました。幅200m以上のワイドスターマインや長良川を横断する長さ400mの「ぎふ清流の滝」が登場。
2016年 第71回は、主催の岐阜新聞社の創刊135年記念で開催され「ありがとう135」をテーマに連続スターマインで圧倒しました。
長良川全国花火大会の見どころ
見どころ1.迫力満点の3号、4号”早うち”
平成の30年を振り返り、3基のワイドスターマインで光と音のエンターテインメントは会場いっぱいに感動をくり広げます。打ち上げ時間は70分。決して花火大会として長時間ではありませんが、その短い時間に夜空の花は、3万発上がるのですから早打ちの迫力は他の追随を許さないかもしれません。
見どころ2.地元の岐阜小学校の6年生が「ふるさと岐阜」をテーマにデザイン
地元が「ふるさと」を愛すること。その一つの形が、地域のイベントに参加することですよね。長良川の花火は岐阜県民にとっての誇りであり、岐阜に育つ子どもたちとともに作り上げる華麗なスターマインが子どもたちの胸に故郷への愛をきざみつけ、全国の花火ファンに披露します。「ようこそ、岐阜・長良川をお楽しみください」と。
見どころ3.屋形船(やかたぶね)・ホテルから花火を鑑賞できる
中日新聞が主催する「全国選抜長良川中日花火大会」は7月28日(土)19:20~20:45、岐阜新聞が主催する「長良川全国花火大会」8月4日(土)19:20~20:40と同じ長良川河川敷で行われます。二週連続の花火は”中日花火”が始まってからずっと岐阜の夏の風物詩なのです。「どちらにいく?」もちろん「両方行く!!」のは当たり前なのです。なので楽しみ方に変化をつけることができます。ぐっとラグジュアリーにホテルの部屋や屋上等指定席から観覧する夏はいかがでしょう。
長良川全国花火大会へのアクセス
電車駅からバスでのアクセス、徒歩経路、臨時列車※中日花火・岐阜新聞花火共通
JR岐阜駅、名鉄岐阜駅前から臨時バスが運行されます。所要時間は通常時で約20分、運賃は大人1名210円(片道)
JR岐阜駅からバスで花火会場に向かう
出典元:岐阜バス
北口ロータリー周囲にバス乗り場があります。
行きのバス乗車位置/花火の臨時バスは14番、15番乗り場から乗車します。
運行時間:16:00ごろ~19:30ごろ
帰りのバス乗車場所/岐阜市役所前・岐阜裁判所前から乗車
運行時間:20:40ごろ~22:30ごろ
そのほか、岐阜バスの路線バスが運行しています。
降車停留所/鵜飼屋・長良国際会議場前・メモリアルセンター前などの停留所で降車されるのが近いです。ただ、道路もバスも混んでいますし、その日の体調など考慮しながら途中から歩くのも選択肢に入れておきたいですね。
岐阜バスサイト
名鉄岐阜駅からバスで花火会場に向かう
出典元:岐阜バス
行きのバス乗車場所/花火の臨時バスはEから乗車します。
運行時間:16:00ごろ~19:30ごろ
帰りのバス乗車場所/岐阜市役所前・岐阜裁判所前から乗車
運行時間:20:40ごろ~22:30ごろ
臨時バスのほか岐阜バスの路線バスが運行しています。
帰りの乗車位置も事前に確認しておくと、安心です。
いずれにしてもバス待ち、乗車してからの立ち移動、下車してから会場までの徒歩経路を往復しなければなりませんから、歩きやすい靴で向かいましょう。下駄や草履など慣れない履物を使用したい場合は、途中で履き替えるなどの準備も必要かもしれませんね。
JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から歩いて花火会場に向かう経路
JR岐阜駅・名鉄岐阜駅ともに、花火会場までは4㎞ほどあります。
50分ぐらい、人波の中を歩くことになります。バス待ちや、満車状態のバスに乗る事約30~40分(道路も混んでいることを考慮にいれて)を選ぶか、どちらかはあなた次第。花火も体力勝負です!
車で花火会場に向かう
中日新聞に載せられていた交通規制図です。
東海北陸自動車道 岐阜各務原ICより国道21号、256号経由で約25分(通常時)ですが、会場付近は大変混雑します。車で花火会場に向かう場合はまず無料駐車場・有料駐車場を確保しましょう。
無料駐車場/
・一日(ひと)市場(いちば)臨時無料駐車場(岐阜市西中島2-3-1)/約1000台 地図会場まで通常約13分
・岐阜県庁北側臨時無料駐車場駐車場(岐阜市薮田南2-1-1)/約700台 地図会場まで通常約20分
いずれも14時から利用可能でシャトルバス(有料=210円)が運行します。 周辺には、案内看板も設置しています。
シャトルバス乗降場所/岐阜メモリアルセンター前発/運行時間:行き16:00~18:30、帰り20:15~22:00
訪れるのが30万人越えのなか無料駐車場をゲットできる人はわずか1700人。競争率が激しいのに加え、シャトルバス待ちの列も相当なようです。
できれば、16:00には駐車場に到着できるように出かけましょう。
ヘリコプターで空から花火!
金華山の上から花火を観覧した際、行きかうヘリコプターがいました。新聞社の取材か?とも思いましたが、空から花火を観覧する花火フライトサービスがあるんですね。
一例として小牧空港から発着の長良川花火フライトは以下になります。
〇長良川選抜花火大会 約45分飛行 139,500円(税込み)
〇長良川全国花火大会 約45分飛行 139,500円(税込み)
など、中部地区で行われる花火大会の観覧フライトサービスがあり、プロポーズなど勝負所でのサプライズプレゼントとしても人気で、二回大会とも満席だったようです。
ラグジュアリーな夜になりそうですね。
屋台がたくさん出る場所
花火観覧の楽しみの一つに屋台があります。屋台が多く出る場所を知っておきましょう。
・長良川北岸の長良橋の西側(下流)
・長良川南岸の金華橋の東側(上流)
”公式”ビューポイント&穴場スポット
長良川プロムナード・長良川うかいミュージアム
長良川の北岸の長良橋から上流に「長良川プロムナード」があります。長良川うかいミュージアム付近は良いアングルで見られます。
長良川うかいミュージアム
住所/岐阜県岐阜市長良51番地2 地図
アクセス/JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から、岐阜バスN系統路線もしくは市内ループ線「鵜飼屋」下車(所要時間15分 片道210円)。バス停「鵜飼屋」より徒歩6分
駐車場/一般乗用車駐車場:67台 バス駐車場:6台 身障者用駐車場:2台
問い合わせ先/058-210-1555
長良川の南岸の金華橋河川敷
打ち上げ場所に近く、花火の”音”の楽しみを十分味わえそうです。
岐阜メモリアルセンターのサンデッキ・芝生広場
無料開放されます。
岐阜メモリアルセンター交通案内
住所/岐阜市長良福光大野2675-28
駐車場/営業時間:9:00~21:00分 / 年中無休
料金:20分まで無料
問い合わせ先/058-233-8822
長良川球場内野席
無料開放。高齢者にも優しい穴場スポットになっています。
長良川球技メドウ
住所/岐阜市長良福光青襖2070-7
駐車場/営業時間:9:00~21:00分 / 年中無休
料金:20分まで無料
問い合わせ先/058-295-4463
金華山・岐阜城
夏の期間、金華山ロープウェイは夜間営業をしています。
2018年は金華山の上から楽しむ花火を満喫しました。車で向かう場合、岐阜公園駐車場をまず確保しなければならないのでやはり公共交通機関で向かうことが一番、ですね。
筆者の場合は4歳から63歳の合計6名での観覧となり、公共交通機関をあきらめ、早めに駐車場を確保する作戦で行きました。当日は岐阜公園付近は交通規制がかかるのが13時からとなりますので、その時間までに一番大きな駐車場である第三駐車場に入ることを目ざして入庫したのですが、すでに空は少ない状況でした。けれども花火帰りの状況は本当に「グツグツ」状態でしたから、15時ごろぐらいでもなんとかねじ込めたのかもしれません。
18時からロープウェイはナイター料金となります。けれどもその時間に行っても良いカメラアングルの席は確保しにくいのは確かです。赤ちゃん連れの家族は先発隊が早めに席取りをして、19:20ぎりぎりに家族でやってきていました。席取りをするなら、15時にはいったん上った方がよさそうです。
金華山のビュースポットは、展望台最前列と、岐阜城手前の通路に人だかりができます。
あと、金華山から見る花火は、夜景を背後に見ることになります。花火を見下ろす感じなので、通路に陣取ると最前列であっても木々の間から、手すりの上からのぞき込む形になります。ですから、椅子に座ったりシートに座ってゆっくり観覧するというよりは、立見席です。音も遠く、臨場感には欠け、子どもたちは花火の雰囲気だけ楽しみあとは遊んでいたという感じ。
ただ、夜景を楽しみつつ花火を上から見下ろすという機会はほとんどありませんので、一度は体験されるのもいいかも。花火待ちの時間は河原でお弁当を食べたり、大仏や昆虫博物館、歴史博物館も岐阜公園内外にありますよ。私たちはあまりに暑かったので公園の休憩所に駆け込み氷などいただいておりました。正面入口の近くにある無料休憩所は、公園の案内所もあり、飲み物など注文することもできます。ソフトクリームは400円でした。
金華山ロープウェイ
住所/岐阜市千畳敷下257番地 地図
アクセス/JR岐阜駅または名鉄岐阜駅から岐阜バスN系統路線もしくは市内ループ線バス停「岐阜公園歴史博物館前」で下車 【岐阜駅から運賃210円】
「岐阜公園・歴史博物館前」下車 → 徒歩3分 → 金華山ロープウェー山麓駅
駐車場/岐阜県岐阜市堤外 営業時間:8時30分~21時00分 / 年中無休
料金:1時間まで無料、以後300円
問い合わせ先/058-262-6784
鵜飼大橋付近
長良橋より一つ上流にある橋です。人込みを離れてゆっくり花火観賞ができます。
花火スポットは割と近くにもあるものですね。ですが、基本的に車でないと行けないスポットも多いです。
電車とバスを乗り継いで出かけるばあい、まず、バス待ち、それからすし詰めのバスに乗って。バスに乗れるならまだしも「あるいて40分~50分なら歩こうか」となって必死に花火会場へ・・・。考えるだけでも足は棒、汗はだらだら、履きなれない下駄をはけば鼻緒が擦れて痛くなりそう。汗
でも大丈夫、岐阜には花火を鑑賞できるホテルがたくさんあるのです!ワンランク上の上質な花火観賞ができるのも長良川花火の特典です。
ホテルなど、花火を楽しめる場所をご紹介していきます。
花火観賞ができるホテル、屋形船
岐阜都ホテル
■花火大会宿泊プラン(ビュッフェ2食付) リバービューツイン 2~3名利用 <お部屋からの花火観覧可能>
■花火大会宿泊プラン(ビュッフェ2食付) スタンダードツイン 2~3名利用 <お部屋からの花火観覧不可>※お部屋から花火は見られません。夕食会場(11階)での観覧になります。
などのプランがあります。
岐阜都ホテル
場所/岐阜県岐阜市長良福光2695-2(長良川河畔)地図
アクセス/最寄りバス停 「長良川国際会議場北口」・「長良川国際会議場前」
駐車場/宿泊予約時に申し込みします
問い合わせ先/058-295-3100
十八楼(じゅうはちろう)
東海地区最大級(共に約3万発)の花火大会を鑑賞できる屋上花火観覧席(椅子席)にてご夕食をいただけます。(食事付のお子様まで席確保)
【屋上花火観覧席からは一部ご覧頂けない花火があります。 十八楼のお部屋及びお食事会場、ロビー、大浴場等館内から花火はみられません】
十八楼
場所/岐阜市湊町10番地 十八楼 地図
アクセス/最寄りバス停 「長良橋」より徒歩2分
駐車場/あり
問い合わせ先/058‐265‐1551
岐阜グランドホテル
「花火鑑賞と食事を楽しむ夕べ」プランあり。ホテル自慢の「和食バイキング」で、好きなものをたっぷり味わった後、河川敷駐車場の特設花火観覧席へ移動します。混雑を避け、いすに座って花火を観覧できます。
岐阜グランドホテル
場所/岐阜市長良73−1 地図
アクセス・駐車場/JR岐阜駅・名鉄岐阜駅往復シャトルバスを毎日運航しています。
問い合わせ先/(058)233-1111
長良川観光ホテル石金
屋上観覧プランあり。道路の渋滞を考えて 4時すぎくらいには到着、広間でくつろぐことができます。
6時くらいには屋上に案内されます。お食事はお弁当と屋台形式での串物(焼き鳥・串カツ・もつ串)・お素麺、ビールやドリンクは サーバーまでとりにいきます。
お弁当は 鮎尽くし
フライ・甘露煮・お寿司・塩焼き・・ これでもかってくらい鮎dす。
串カツは案外おいしくて ビールも進みます。
屋上を吹く風も熱風の季節ですが、そんな熱気も花火の醍醐味
料金は8800円でした。※金額など内容は変更している場合があります。ご確認ください
長良川観光ホテル石金
場所/岐阜市長良112 地図
アクセス・駐車場
問い合わせ先/058-231-8156
鵜匠の家 すぎ山
屋上観覧プランあり。
お食事は屋上にて、花火を見ながらいただけます。
料理旅館きんか
「長良川鵜飼観覧船」の乗船予約ができます。
鵜飼の屋形船から花火を見る
岐阜と言えば宮内庁式部職鵜匠(くないちょうしきぶしょくうしょう)が活躍する鵜飼が観覧できる街でもあります。
十八楼、石金、すぎ山など長良川のホテルや旅館は、鵜飼観覧プランを企画しているところが殆どです。
屋形船から花火を観覧出来たらステキすぎますね!
花火大会当日は料金が5割増しになります。
抽選で当選した方のみ乗船できます。
ぎふ長良川鵜飼
乗船場所/岐阜市湊町1-2
アクセス・駐車場/最寄り駅 「長良橋」下車徒歩1分
料金/弁当なし 大人3,400円 子ども1,700円、おまかせ弁当付き 大人5,000円 子ども3,000円
デラックス 大人8,000円 子ども5,000円
問い合わせ先/058-262-0104
花火に行く時に注意したいこと
岐阜の花火に限らないのですが、何十万人もの観客が集まる会場に向かう時、バス待ち、行列、など、通常は30分で行けるところに3時間ということは珍しくはありません。
人込みの中で、連れとはぐれたりすることもありますし、ケータイの電池は満タンにしておく必要があります。
待ち時間の「暇つぶし」の必要に応じて充電器やバッテリーが必要なケースもあるでしょう。
トイレの場所を把握する、簡易雨具、絶対に歩き疲れそうな足を守る「履き替え」やできた靴擦れ用のバンドエイドを持参していると、仲間にも喜ばれること間違いなしですよ。
二週連続の花火をどう楽しみつくすか
3万発の早うち花火の迫力を二週連続で楽しんでしまいましょう。
「一回目は歩き回って屋台をみて、二回目はホテルで優雅な花火観覧」
そんな計画を立てるにはまだまだ間に合いますよ!
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